しまね子育てあるある

東西に長~い島根は、子育てもご当地感満載!市街地は町の暮らし、山間部は里山の風土の中で、さまざまな子育てスタイルが展開中です。各地域も一丸となり子育て世代をサポート!今回は、その中でも「え!?」と驚く子育て情報を紹介します。

幼児も石見神楽が踊れる!?

幼児も石見神楽が踊れる!?〈石見地方〉

赤ちゃんの頃から石見地方では神楽を見る風習が根付いている。

県西部の石見では伝統芸能・石見神楽が盛ん。赤ちゃんのときから夜通し神楽に参加することも。
「小さいころから神楽を見て育ち、衣装や舞いの『カッコよさ』にあこがれていた」と、 神楽好きでUターンした人もいるほど。

幼児も石見神楽が踊れる!?

保育料が完全無料化!?〈吉賀町〉

山間部では第2子保育料が半額又は無料の自治体が多い。

少子化の課題を抱える吉賀町では、安心して子どもを産み育てられるよう保育料が完全無料となった! 一時保育も、月12日以内で小学生になるまで利用可能。さらに給食費も無料!

保育料が完全無料化!?

見知らぬ人にも大声であいさつ!

島根県内では小中学生や高校生が、見知らぬ通りすがりの人に対しても「こんにちは!」と元気よくあいさつをしてくれる。 都会から引っ越した人が、そのあいさつに驚くことも多々。逆に都会に出た島根の子が、見知らぬ人にあいさつをし、引かれることも。

見知らぬ人にも大声であいさつ!

大型遊具が充実した公園

無料で遊べる大きな公園のほか、温泉を使ったユニークなプールも。

一人あたりの都市公園面積の広さは、全国5位(※1)!  子どもがのびのび遊べる環境が整っている。 奥出雲町わくわくプールは、奥出雲の温泉水を利用した温水プールで、 水深が浅いため、小さい子どもでも水遊びを楽しむことができる。 入場料もなんと無料!

(※1)平成28年 都市公園データベース 国土交通省調べ
大型遊具が充実した公園

ママが働きやすい!

おじいちゃん、おばあちゃん、地域みんなで子育て

育児女性有業率は70%(※2)を超え、 全国平均を大きく上回り共働き率が高い(※3)。 特に田舎は三世代で暮らす家族が多く、 近所も顔見知りのため「子どもは地域の宝」として 皆で見守っているところも。

(※2)平成28年 社会生活基本調査 総務省調べ
(※3)平成27年 国勢調査 総務省調べ
ママが働きやすい!

寮が充実! 島根の高校

全国から島根留学する子が増えてきた!

隠岐や山間部の高校には寮が完備され、島根県は公立高校の 寮の保有率が日本一。全国から184人(H28実績)の中学生が 島根県の高校に入学している。これを「しまね留学」と呼ぶ。

寮が充実! 島根の高校

公立高校は修学旅行がない!?

公立高校は部活、勉強に明け暮れ、青春を終える…。

県立高校40校のうち31校は修学旅行を実施していない。 中には「1年生宿泊研修」を実施している学校があるが、 アスレチックで体を鍛えたり、勉強のやり方を学んだりと、 内容はあくまでも研修。

公立高校は修学旅行がない!?
ホントに島根は待機児童が少ない!?

島根の待機児童数は都会地に比べて少なく、郊外や山間部の保育所では0人ということも。しかしながら現在のところ、県東部の市街地などでは待機児童が発生しています。住む地域により受け入れ状況は異なりますので、移住の際にはしっかり確認しましょう。

待機児童、ゼロではない!?

松江市 21人
出雲市 3人
雲南市 3人

[ 総評 ]

全国で待機児童問題がある中、島根県では平成29年度に施設強化や保育士の増員により幼児受け入れ数を約1000人増やしました。その結果、松江市の待機児童は133人(平成29年10月)から21人(平成30年4月)に減りました。

( 平成30年4月 市町村別待機児童数 島根県健康福祉部子ども・子育て支援課調べ )

島根県は子どもを産みやすい環境!?

1位 沖縄県 1.94人
2位 宮崎県 1.73人
3位 島根県 1.72人

[ 総評 ]

合計特殊出生率とは1人の女性が出産する子どもの数の平均。島根県が全国でなんと3位です! 島根は3世代世帯数が全国で8位(平成27年国勢調査)。多世帯同居を応援する制度も。祖父母に子どもを見てもらえる環境であることも影響しているようです。

( 平成29年 合計特殊出生率全国順位 厚生労働省調べ )