産業体験UIターンIターンの相談窓口

PROFILE
千葉県出身。大学時は東京へ。それからワーキングホリデーでカナダやオーストラリアへ渡る。帰国後、各地を回りながら農場、キャンプ場などで働く。1年前に島根県に移住。

土の状態、気候など見て
植物と会話しながら
畑仕事をしています。

2年前、心身を壊していた時に農業を手伝い、有機野菜を食したことで元気になった経験から、食の大切さを知った佐藤佑介さん。「自然の中で生きたい」という気持ちが強くなり、各地のキャンプ場を転々としながら働いていた。その頃から「食べるものは自分で作りたい」と、自然農に興味を持ちはじめた。
 その後、島根の知人を訪ねるのと同時にふるさと島根定住財団へ行き、就農の相談へ。雲南市で農業をしている妹尾孝信さん他、数件の農家を案内された中で、妹尾さんが向き合っている自然農に感銘を受け、人柄にも魅了された。会ったその日に産業体験の受け入れをお願いし、翌月から体験をスタートさせた。
 体験はもちろん畑仕事。自然農はマニュアルがなく、たくさん失敗を重ねながら土のこと、野菜のことを、広くは自然のことを知っていく。野菜栽培の床をつくるために、鶏糞や刈った草を土の上に乗せる作業も行った。「毎日同じ作業の中でも違う発見があるから楽しいです」と佐藤さん。大自然の中で、一から野菜をつくる醍醐味を味わっている。
 近々、産業体験事業が終了する佐藤さんは就農に向けて準備中である。現在、飯南町の古民家で暮らし、その近くに畑を借りて土の環境を整えているところだ。将来、食料自給率100%を目指している。

UIターンIターンの相談窓口

産業体験の受入先である妹尾さんから自然農について学ぶ佐藤さん。
自然の中に身を置き、充実した生活を送っている。

住んでよかった!

人工的な音がしない

自然が多く人が少ないので、車も通らず静か。鳥の声や水の流れる音など自然の音が心地いいです。

土地との相性がいい

よく「水が合う」といいますが、全くその通り。直感でこの土地の空気感に魅かれました。