株式会社シーエスエーの求人情報

島根で一番“素敵”な会社を目指し、
私たちと一緒に挑戦してくれる仲間募集中!

ソフトウェア開発・製造・販売(島根県 出雲市)

JR出雲市駅からほど近い閑静な住宅街の傍らに、漆黒の塗り壁がひときわ目を惹く現代和風の洗練された建物があります。こちらは2021年に新設された株式会社シーエスエーの社屋です。室内は木の温もりが心地良く、東の壁は全面ガラス張りで、屋外との空間の繋がりや草木の緑が感じられる開放的な造りです。

出雲市上塩冶町に本社を構える株式会社シーエスエー(以下、シーエスエー)は、自社パッケージソフトウェアの開発と製造・販売を行う会社です。1990年の設立以来、電気工事業や機械設備業の業務効率化を図る積算ソフトを主力製品とし、営業拠点として東京・大阪・名古屋にも支店を構え、全国各地へ向けて事業を展開しています。

はじめにお話を伺ったのは、代表取締役社長の和田正志さん。大学卒業後に入社し、各支店を回りながら20年近く営業一筋で会社の発展に尽力してこられました。先代から事業承継し3代目となる和田社長に、まずは事業内容について伺いました。

Q.御社の主な事業内容を教えてください。

弊社は島根県では数少ない「パッケージソフトウェア業」という業種で、主に電気工事や機械設備工事業者向けのオリジナルソフト「積算らいでん」を中心に企画・開発・製造・販売・サポートまで一貫して行っています。

現在の顧客数は全国に約4,200社。主に電気工事や空調・衛生設備工事などの積算業務をしているサブコン、デベロッパー、警察本部、電気工事業者、空調衛生設備工事業者に導入されています。大手のサブコンや電気工事業者によって構成される「日本電設工業協会」会員の約60%のシェアを誇っており、電気工事業の積算システム業界では全国シェアNo.1を15年以上維持しているそう。

パッケージソフトに求められるのは、特定の会社だけに特化するのではなく、国内全てのお客様が使いやすい商品であることです。ですから、常にお客様の声に耳を傾けることを大切に、社員が一丸となって新たなニーズに応える商品開発と改良を重ね、より良いサービスを追求し続けてきました。

いかにお客様の積算業務を楽にするかを考え、より良い商品を突き詰めていくことにやりがいを感じていると和田社長。このような努力と挑戦を重ねた結果として、長年多くのお客様から支持され続けることに繋がっているのですね。

実は8年前、和田社長が事業を承継した時は会社の業績が伸び悩んでいた時期で、採用に苦戦し、会社の明るい未来を想像できない状態だったそうです。 そこで和田社長が自社の経営理念として掲げたのが、「自社・顧客・社会・社員とその家族・未来(次世代)」の“五方良し経営”でした。

Q.この理念を掲げた理由を教えてください。

企業が存在する先には、人が幸せにならないと意味がありません。お客様はもちろんですが、自分も含め社員とその家族が幸せに暮らせることが一番だと考え、それが出来てこそ明るい未来が描けるという答えに行き着きました。

社員の満足度を上げることで、仕事のやりがいが増してモチベーションが高まる。結果的にそれが良質な商品の開発やサービスの提供につながると和田社長は考えています。

Q.具体的にどんな取り組みをされたのでしょうか?

一つが「属人化の解消」です。当時は残業が当たり前、休みも取り辛く、とても快適な職場環境とは言えませんでした。そこで、まずは日頃から業務を平準化し、誰が休んでも社内全体でサポートできるような風土づくりが必要だと考えました。ただ、単に私自身が上から頭ごなしに指示するのではなく、社員に対して私の想いをうまく変換しながら浸透させてくれる組織をつくりたいと思い、経営企画室という部署をつくりました。

経営企画室立上げの適任者として選ばれたのが、当時ソリューション部に配属されていた吉田優子さんです。和田社長は、入社面接の時から吉田さんのやる気溢れる姿勢に大きな期待を寄せていたそう。ここからは、現在経営企画室のチーフを務める吉田さんも交えてお話を伺いました。

Q.経営企画室の主な業務内容を教えてください。

主に社員が働きやすい環境を整えることが仕事で、そのために社内制度の整備や、人材育成、採用、広報に至るまで幅広く担当しています。社長の想いや会社の方向性を社内で共有し、社員の意見を拾い上げ、働き方を見直すための改善策を考えます。言わば、社長と社員の想いを繋げる橋渡し役です。

Q.具体的にはどんなことをされていますか?

例えばノー残業デーですね。以前は残業が多く、夜遅くまで残ることもしばしば。まずはその習慣を無くそうと考えました。最初は「無理です」「難しい」という声も上がりましたが、少しずつ出来る方法を考えようと、まずは週に1回でも定時で退社すると決めてスタートしました。

やはり新しい取り組みには抵抗感がつきもの。習慣化するまでは、ある程度ルールを設けて徹底する必要がありました。そこで、毎週朝礼で各自が設定したノー残業の日を宣言してもらうようにしました。もちろん業務状況によって変動するので、難しい時は振替で対応し、必ず週に一度はノー残業デーを徹底するようにしました。

Q.取り組みの成果はいかがでしたか?

今ではルールを設けなくても、みんな普段から早く帰るようになりました。意識づけができたことで、仕事の効率がアップして属人化も解消されるなど、色々な改善が重なって良いこと尽くめでした。取り組みの成果が得られたと実感しています。

さらにシーエスエーでは、社是に掲げる「継承と挑戦」を大切にしていて、これまで築き上げた実績や社風継承と共に、社員一人ひとりがそれぞれの立場で挑戦し続け活躍できる職場環境づくりに力を入れています。その取り組みは、女性のキャリアアップや男女共同参画にも繋がると評価され、雇用環境が優良な企業として、これまでに多くの認定や表彰をされてきました。

Q.社員のキャリア形成や男女共同参画について、どのようなお考えですか?

「しまねいきいき雇用賞」や「しまね女性の活躍応援企業表彰」など、他多数の表彰や認定をいただいていますが、弊社には「男だから」「女だから」という概念はありません。性別を問わず優秀な人と働きたいという考えなので、福利厚生や研修制度も充実させており、誰でも安心してキャリアアップを目指すことができます。課長やリーダーなど管理職として活躍している女性社員も多いですよ。

和田社長の後押しでチャレンジする社員も増え、今では管理職6名のうち3名が女性で、そのうち2名は子育て中のママだそう。性差なく活躍できる職場づくりが進んで、お互いの理解力や思いやりが増し、社内の空気が変わったといいます。

また、配偶者転勤同行制度という制度を設けて、パートナーの転勤で県外に引っ越さなくてはいけない場合でも、リモートワークを活用しながら退職せずに今のキャリアを保ったまま別の地で仕事を継続できるようにしました。

Q.実際に活用している社員はいますか?

はい、現在も制度を活用して東京にいながらリモートワークで働く女性社員が1名います。会社としては優秀な人材を失わずに済みますし、本人も「ありがたい」「助かった」と言ってくれています。

例年、社員へ無記名で働き方や会社への満足度調査を実施しているそうなのですが、今年は「この会社に入って良かったか?」という質問に全社員が「良かった」と回答したそうです。

ここまで色々やってきた甲斐があったと、とても嬉しかったですね。回答の中には、時折厳しい意見もありますが、改善を期待する前向きな声と捉えました。これはお客様への姿勢と通じるのですが、これからも社員みんなの声に耳を傾け、真摯に受け止めて改善を続けていくことが大切だと思っています。

ここまで働き方改革について伺い、社員のことをとても大切に想われている様子が伝わってきました。

Q.キャリア形成についてはいかがでしょう?

キャリアパスは人それぞれで、管理職などへのキャリアアップを目指す社員もいれば、専門性を極めて特定の職種のプロフェッショナルを目指す社員もいます。途中で目指す方向が変わることもあるので、本人のやる気を尊重しながら、将来に向けた「キャリアマップ」を一緒に作り上げていきます。実力次第では入社数年で幹部候補にもなれますよ。

Q.今後どのような人に入社して欲しいですか?

一言で言うと「やってくれそうな人」ですね。私が面接の時に見ているのは技術的なところよりもその人の人間性です。そして大切なのは、経営理念に共感して一緒に成長してくれるかどうか。また個々の責任感の積み重ねがチームの成果となり、会社の業績に繋がっていくということを意識できる人材を求めています。

これほど社内改革を重ねてこられた会社ですから、求められるのは「強い意欲をもって共に挑戦し続ける人」と言えます。それでは、和田社長のもとで働く社員の皆さん

続いてお話を伺ったのは、ソリューション部で働く塩谷さん。島根県出身の塩谷さんは、東京のIT企業で5年半働いたのちUターン入社、現在入社2年目を迎えました。

Q.入社のきっかけを教えてください。

東京で就職しましたが、いずれは島根へ帰ろうと思っていたので、コロナ禍で働き方が大きく変わったことをきっかけに帰郷しました。そして前職と同じ業種で転職先を探していた時に、島根で働くエンジニアが集まる説明会に参加してシーエスエーを知りました。会社見学の時、社内の雰囲気が良かったことが決め手となり、入社を希望しました。

Q.島根に帰ってきて改めて感じる良さは何ですか?

家族や友人と過ごす時間が増えたことです。東京にいる時は最後の1~2年が在宅ワークで人と関わる機会が少なかったので、島根で人の繋がりを感じることが出来てホッとしました。休日は家でゆったり過ごしたり、ドライブや映画館に買い物、趣味の時間を楽しむなど、仕事とプライベートのバランスが取れた充実した日々を過ごしています。

一度離れたことで、より地元の良さを感じることができたという塩谷さん。東京では通勤ラッシュの満員電車がハードだったそうで、車でいつでも自分の好きな時間に好きな場所へ行ける何気ない日常にも魅力を感じるようです。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

入社当時はソリューション部で製品の操作説明やお客様のお困りごとに対処するサポート業務を担当していましたが、現在は出荷班に異動し、製品の出荷業務に携わっています。お客様の地域や運用形態、契約内容に沿って設定した製品をお届けし、バージョンアップやライセンスの追加などにも対応します。

Q.この仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

情報管理や処理の速さと正確さが求められる中で、営業・開発など他部署と連携して行う業務も多く、みんなでひとつの目標に向かっていると実感できることにやりがいを感じています。今後は早く一人前の社員として活躍できるように一つずつスキルアップを重ね、さらに上を目指していけるよう積極的にチャレンジしていきたいです。

Q.職場の魅力はどんなところにあるでしょうか?

ソリューション部は女性が多く何でも相談しやすいことや、ワンフロアで全ての部署が繋がっているので、社内のコミュニケーションが取りやすく、リラックスした環境で働けるところが魅力です。また、業務時間と休憩時間のメリハリがあることも楽しく続けられるポイントですね。昼食やコーヒータイムはデスクを離れ、開放的なリフレッシュルームにみんなが集まり憩いの場となっています。

さらにスタッフルームは床暖房完備で、寒い冬でも足元が温かく快適だそうで、居心地の良い職場環境に大変満足されている様子でした。

続いて、同じくソリューション部で働く藤江昭徳さんにもお話を伺いました。岡山県からのIターン入社という藤江さん。結婚を機に奥様の実家がある出雲市へ引っ越してこられたそうです。

Q.入社のきっかけを教えてください。

前職は市役所職員だったので、最初は事務関係の仕事を探していましたが、たまたまリクルートサイトでシーエスエーの求人を見つけて興味を持ちました。そして会社見学の時に雰囲気の良さに惹かれ、この会社で仕事がしたいと感じました。前職とは全く別の業界で不安もありましたが、せっかくなので自分の見識を広げて成長できればと挑戦を決めました。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

ソリューション部でソフトの操作に関するサポート業務をしています。最初は、お客様の問い合わせにどう回答すればよいかわからないことばかりでしたが、先輩の指導を受けながら対応をしていくうちに徐々に慣れてきました。お客様からお礼を言われるとやりがいを感じますし、「またよろしく」と言ってもらえると次も頑張ろうとモチベーションが上がります。

藤江さんは入社後サポート班に配属後、一度出荷班へ異動し、約1年後に再びサポート班に戻ってきたという経緯があります。どちらの業務も経験したことで知識の幅が広がったとか。また、部署間の異動で経験や業務の偏りをなくしておくことで、業務の平準化を行う狙いもあるそうです。

Q.職場の雰囲気はいかがでしょうか?

初めてのIT業界に不安もありましたが、会社の雰囲気が良く、すぐに馴染むことが出来ました。また部署間の垣根を越えて、コミュニケーションが取りやすいので社員同士の仲が良く、楽しく仕事が出来ています。この会社の魅力はとにかく雰囲気の良さです。一度来ていただければ伝わるはずなので、ぜひ見学にいらしてください!

Q.今後の目標を教えてください。

今は、お客様サポートの他に色々な新機能のマニュアル作成に挑戦しています。内容はそれぞれの裁量に任されているので、お客様にわかりやすく説明できるよう、統一性を意識しながら作成しています。今後はさらなる知識の習得に努めて、お客様対応のサービス品質向上に活かせるようになりたいです。

Q.島根での暮らしはいかがでしょう?休日の過ごし方を教えてください。

島根県内の大学に通っていたので、島根には馴染みがあります。釣りが趣味で、休日は天気が良ければ釣りに行くことが多いです。よく行く釣りスポットは大社の港ですが、島根は釣りに適した場所が多いので色々な場所に行っています。釣り好きの人には島根暮らしは楽しいと思いますよ。

お二人とも声をそろえて「会社の雰囲気が良く、コミュニケーションが取りやすく、働きやすい環境が魅力」だと言っています。これまで和田社長が願い、取り組んでこられた風土づくりが確かに根付いていることが伝わってきました。

最後に和田社長から求職者へメッセージをお願いします。

私は自社を「島根で一番素敵な会社にしたい!」と本気で思っています。もちろん私一人だけの力で何とかできるものではありません。チーム一体となって同じ想いで挑戦して欲しいと願っています。そのためにも、人を大切にすることを第一に考え、人材育成とコミュニケーション、福利厚生、健康経営などに力を入れています。私たちと一緒に挑戦してくれる方をお待ちしています!

和田社長が心底「人」を大切に想い、つくり上げてきた「五方良し経営」が風土として根付くシーエスエー。

「島根で一番素敵な会社にしたい!」この想いの強さを目の当りにしたら、あなたもきっとここで挑戦したくなるはずです。

(2022年11月取材)

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