平井建設株式会社の求人情報

地元経済を牽引する建設会社で、“地域に貢献する仕事”をしてみませんか?

総合建設業(島根県 安来市)

県庁所在地の松江市から車で約30分。中海の穏やかな風景を眺めていると到着するのが、ドジョウすくいでも有名な安来市です。田舎と街が程よく共存するこの安来市で、地域一番の事業規模を誇るのが平井建設株式会社(以下、平井建設)です。創業から50年を超え、今もなお進化し続ける平井建設は、「古きを尋ね、新しきを知る」温故知新の精神で柔軟な企業改革を続けています。
建築業界では珍しい、女性社員が増えている秘密とは?そして超難関認定を県内で初めて受けるに至った働き方改革と、それを進める社員の皆さんの熱く優しい想い、お仕事の使命について伺いました。

建築、土木、不動産、港湾事業など、多岐にわたる事業を展開している平井建設。一戸建て住宅建設のような民間事業はもちろん、公共事業も数えきれないほどの実績があり、県や市から多数の優良工事表彰もされています。名実共に安来市が誇る企業である平井建設で、常務取締役を務める前田繁昌さんと管理部課長の紅花博志さんに事業内容について伺いました。

主な事業は建築、土木、不動産、港湾関係ですが、その他に太陽光発電事業も行っていますよ。出雲ドーム3個分の広大な土地に、9900枚のパネルを設置して発電をしています。本業の建築とは多少ずれますが、社をあげて環境保護に取り組んでいるので、環境に優しい発電方法として積極的に進めています。

太陽光発電ブームの時は安来市内を中心に、かなりの数の住宅や施設に太陽光パネルを設置しましたね!紅花さんも言っているように、本業からはずれますが、時代のニーズに合わせて柔軟に対応しています。

時代の流れや人々のニーズをくみ取り、事業を展開する平井建設に信頼を寄せる方は多く、近隣の市からも「ぜひ平井建設さんに…」と依頼が来ることも多いとか。「土木や建築という後世に残る仕事だからこそ、これまでに積み重ねてきたものが信頼となる。」前田さんと紅花さんのお話から、誠実さと確かな使命感が伝わってくるようでした。

安来市内外から注目されている平井建設ですが、実は最近採用面である変化があったそう。それはどのような内容だったのか、そしてどんな思いで従来の方針から舵を切ったのか、前田さんと紅花さんに管理職の目線で語っていただきました。

今年から土木や建築の現場で活躍してくれる女性職員を採用することに決めました。実は昨日1名入ったところなんですよ。これからは女性が活躍する時代です。どんどん表舞台に立って活躍してほしいと思っています。

採用が決まり、順調なスタートを切ったように見える方針転換ですが、実は最初から反響が出たわけではなかったそう。軌道に乗るまでの道のりを採用担当の紅花さんはこう語ります。

最初は育児や介護をしている女性が働きやすいよう、勤務時間を選べるパートタイムの求人を出したんですが、全く反響がありませんでした。そこで正社員の募集に切り替えてみたところ、すぐに応募が来るようになったんです。

勤務時間の融通がきくパートタイムより正社員の方が反響が良かったのには、平井建設の“働きやすさ”が大きく関わっているそう。「働きやすい職場環境には自信がありますよ!」と力強く話して下さった前田さんに合いの手を入れるように、紅花さんが具体的な取り組みを教えてくださいました。

まず、休みが取りやすい点があげられます。社を上げて有給の取得推進に取り組み、直近の有給消化率は約100%です。そのほかにも、面接時に希望を出してもらえれば時短勤務も可能です。短縮する時間数に規定は無いので、要望を聞きながら臨機応変に対応しています。

70人を超える従業員を有しながらも、一人ひとりに寄り添って運営されている平井建設ですが、少し前まで有給の消化率は10~20%台だったそう。わずか数年で有給消化率を100%にまで高め、上辺だけではない「働き方改革」を推し進めた背景にはどのような想いがあったのでしょうか?

建設や土木工事の現場監督というのはそれはもう大変な仕事です。工事中は休みが取りにくいこともあります。だから昔は休みを取ることに良いイメージは無かったんですよね。でも今はそういう時代ではありません。休める時はしっかり休む!リフレッシュしたら仕事もさらに楽しく頑張れますから。
最近はその習慣がすっかり社内で定着して、休暇を取っていない人がいたら、「あの人最近休んでないけど大丈夫?」なんて言われるくらいです。

しっかり働き、しっかり休む。そのサイクルが円滑に回っていることが、平井建設が成長を続ける理由なのかもしれません。最近は30代の係長を中心に働き方改革の対策チームを作り、仕事の質を上げつつ社員のプライベートの時間を確保するためにはどうしたら良いか意見を出し合っているそう。

建築業界のみならず、技術者の世界には少なからず先輩を立てる風習がありますが、平井建設では新人でも気兼ねなく自分の意見を言える環境が整えられています。その懐の深い環境は、前田さんをはじめとする管理職の皆さんの日々の接し方や、社員の皆さんの協力し合う想いが生んだ結晶なのかもしれません。

続いて、より具体的な採用や研修、業務について教えていただきました。

Q.専門的なお仕事だと思いますが、専門知識や経験が無くても大丈夫ですか?

大丈夫です。入社後に勉強して資格を取っていただかないといけないので意欲は必要ですが、未経験者でも経験者でも、「やってみたい!」という熱意のある方にぜひ応募していただきたいなと思っています。

先日採用が決まった職員の方も未経験で専門知識は無いそうです。元々土木部で採用予定だったのですが、面接で絵を描くのが好きだと分かり、前田さんが「絵が好きなら建築部はどう?」と提案し、建築部での採用が決まったとか。平井建設らしい人に寄り添った採用エピソードを教えていただきました。

今までは経験者や専門学部卒業生の採用が多かったという平井建設。未経験者の研修はどのようにされているのでしょうか?

誰か1人が教えるというより、会社全体で育てるという意識でやっています。

平井建設は各部署が数人単位で、全員が各部署の各世代代表という構成になっています。長く勤めていけば必ず責任ある役目を担うことになるので、それを目標に一歩ずつ経験を積み、ゆくゆくは会社を担っていってほしいと思っています。
だから、私たちは人を育てないといけないんですよ。3回聞かれても、5回聞かれても良いじゃないですか。次の時代を託さないといけないですから。

未来を見据えて語る前田さんと紅花さんの真剣な眼差しからは、教育に対する真剣な想いがひしひしと伝わってきます。その姿を見ているからなのか、平井建設では先輩が後輩を集めて自主的な勉強会を開くことがあるのだとか。未経験から技術者になるためには並々ならぬ努力が必要ですが、平井建設では「自然と頑張りたくなる」環境が社員の皆さんの手によって、作り育まれていました。

規範を守りながらも、人や時代に寄り添い組織改革を続ける平井建設。その柔軟な姿勢はどこから来ているのでしょうか?組織の基盤を作ってきた先代社長(現会長)とそれを受け継いだ平井社長について、お話を伺いました。

会長はいち早くソーラー発電事業に取り組まれるなど、先見の明がある方です。そして何より、素晴らしい“人を見る目”を持っておられます。前田常務も会長の採用なんですよ。組織を大きくするためにはマンパワーが必要です。それもただ人数が集まれば良いというものではなく、お客様から信頼される人材でなければなりません。それを見抜く力がとにかく凄かったと思います。

社長はまた違うタイプで、社員の意見に耳を傾け、現場のニーズを経営に反映させてくれる柔軟さと判断力を併せ持たれた方ですね。だからこそ会長が築いたこの平井建設をさらに発展させられたのかなと思います。組織が大きくなれば、なんでもトップダウンで解決するわけではありませんから。おごらず、真摯な社長のお人柄があってこそですね。

平井建設の基盤であるマンパワーは、トップである会長、社長によって生み出され、社員の皆さんの力でより大きく成長しています。そんな平井建設は、最近とある新制度に認定されました。県内初、全国でも32社目の認定取得という、超難関認定とはどのようなものだったのでしょうか?

厚生労働省所管の「安全衛生優良企業」という認定なんですが、労働者の安全や健康を確保する取り組みを実施して、さらにそれを維持し、より良く改善し続けているかどうか、労働局から審査を受けるんです。今回、めでたくお墨付をいただいたんですが、認定基準がもの凄く厳しいんですよ。

安全衛生優良企業の認定は、平成27年のスタートから約4年半で、たった32社しか承認されていない、非常に審査が厳しい制度です。認定に至るまでの道のりは、それは大変なものだったそう。この社を挙げたプロジェクトは、実は会議中に紅花さんが提案し、平井社長がその場で「やろう!」と即決されたものでした。現場からの意見をくみ取り、迅速に判断し、柔軟に対応する。この平井建設の社風があったからこそ、初めて実現できた県内初の快挙です。平井建設はその事業内容のみならず、労働環境改善の先駆者としても地域社会を牽引していく存在として、これからも安来で輝き続けます。

続いて、従業員代表として土木部の吉田さんにお話を伺いました。学校で土木の専門知識を学び、一部上場の大手企業で約25年務めた後、島根県にUターンして平井建設に就職。現在、入社5年目で現場監督として活躍する吉田さんですが、入社のきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

私は元々土木関係仕事をしていたので平井建設には経験者として中途入社しました。それまでは単身赴任で約20年間全国を転々としていて、その生活に疲れを感じていたんです。そんな時にご縁があって平井建設のことを知り、選考を受けさせてもらって、今に至ります。

一部上場の大手企業に勤めていた吉田さん。転職や地元に戻ることへの不安や抵抗感はなかったのでしょうか?転職した今、お仕事についてどのような想いを持っているのか率直なお気持ちを伺いました。

平井建設は責任ある仕事をどんどん任せてくれるので、とてもやりがいがあります。任せると言っても放任主義ではなく筋道を立ててくれますし、前田常務をはじめ、先輩方はどなたも真剣に私の話を聞いてくれるので、自分の声が会社に届いている実感があります。私が以前働いていた職場もですが、大企業ではありえないことですので、大きな魅力だと思います。

吉田さんは色んな経験をされてきた方ですから。そういう人なら、うちの会社の課題にも気づいてくださると思っています。なので、気づいたことや意見はどんどん発信していってもらえたらと思っています。

いきいきと職場の良さを語ってくれる吉田さんを見ていると、お仕事や職場に対する愛情が伝わってくるようでした。

松江市出身の吉田さんは転職を期に島根に戻ってきたUターン者。20年以上都会での生活を経験して来た吉田さんの目線から見て、久しぶりに体験する島根の生活はどうなのでしょうか?

人込みや満員電車に悩まされることがなくなり、通勤面は特に快適になりました。あとは、幼いころから慣れ親しんだ出雲弁で話ができるのも、取り繕った敬語ではなく自分の言葉でしゃべれる感じがして心地いいですね。

ふるさと島根でのびのび、生き生きと仕事をしているという吉田さんに、今後のお仕事の目標を教えていただきました。

良いものを作って会社に貢献していきたいと思っています。あとは、楽しく仕事をすること。やっぱりこれが大切だと思います。そのためには、自分の想いをオープンに言っていかないといけないのかな…と。平井建設は上司にもざっくばらんに話ができる貴重な会社だと思います。

管理職と現場の距離が近い平井建設。雨の日に屋外での作業ができず、現場事務所で事務仕事をしていた吉田さんの元に訪れた前田さんが、吉田さんが忙しく休みが取りにくいことを知り「雨なら休んだら?」と声をかけ、実際に吉田さんが休暇を取ったというほのぼのエピソードも教えてくれました。

最後に、求人応募を考えている方に向けてメッセージをいただきました。

建設や土木の仕事はきつい、汚いと思われていましたが、最近は技術の進歩や労働環境の改善で体力的にきついということは無くなってきました。土などで汚れるという点についても、それが問題であれば対策を立てて改善していけば良いだけですから。そういう先入観を持たずに、土木や建築の仕事に興味があるならチャレンジしてほしいと思います。

未来に向けて一歩ずつ確実に問題を解決し進み続ける。吉田さんのブレない想いに、これからも第一線で活躍を続ける眩しい姿が目に浮かぶようでした。そんな吉田さんはとっても片付け上手で、現場事務所はいつもすっきりしているそうです。そして、現場でも会話を大切にしていることを教えていただきました。通常は壁沿いに配置されることが多いという事務仕事用のデスクも、吉田さんの現場では事務所の真ん中に設置して、皆さんで顔を合わせて話がしやすく配慮されています。

個々の個性を重んじる優しさと寛大さ、そして信念を持って仕事を完遂させる強さ、それらを併せ持つ平井建設は、これからも地域経済を牽引し、進化し続けます。

(2019年12月取材)

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