株式会社コガワ計画の求人情報

年齢もキャリアも関係ない!全国から若者が集まる自動車教習所でインストラクターとして新たな一歩を踏み出そう。

教育、学習支援業(島根県 益田市)

株式会社コガワ計画の社員の皆さん

島根県益田市に“森の中の教習所”という愛称で地域の人々から愛されている、特色ある自動車教習所「Mランド益田校(以下、Mランド)」があります。

Mランドはその愛称の通り、周りを豊かな森に囲まれているので、「日本一みどりの多い教習コースで自動車の運転技術を学べる」と評判なのだそう。これだけでも十分魅力的ですが、Mランドのすごさはそれだけではありません。

東京ドーム4個分という広大な敷地面積内には、自動車教習所のほかに、宿泊施設、飲食店、テニスコート、ゴルフ練習場、その他スポーツ施設など、様々な施設が整備されています。自動車教習所の生徒はもちろん、一般の利用者も多いMランドは、従来の自動車教習所の枠にとらわれない柔軟な事業展開で、県の内外から注目されています。

このMランドを運営している株式会社コガワ計画(以下、コガワ計画)は、自動車教習所の他にも様々なビジネスを手広く展開している、益田市の特色ある企業です。その仕事の魅力や働く人の想いとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
専務取締役の水津裕二さんにお話を伺いました。

Q.御社の事業内容を教えてください。

株式会社コガワ計画の水津裕二さん

核になる事業は自動車教習所の運営ですが、そのほかにゴルフ練習場などのレジャー施設やホテル、飲食店の経営をしています。
グループ会社には、兵庫県の篠山自動車教習所や、益田クッキングフーズという仕出し料理やお弁当の製造販売などをしている会社もありますので、グループ会社含め事業内容は多岐に亘りますね。

水津裕二さん

今では様々な事業を展開しているコガワ計画ですが、一番最初は自動車教習所の運営からスタートしたそう。世の中に無数の仕事がある中で、自動車教習所を作るに至った経緯とは、一体どのようなものだったのでしょうか?

Q.自動車学校を作ったきっかけは?

水津裕二さん

弊社の創業は1964年で、いわゆる高度経済成長期でしたが、益田市は都会のように公共交通機関が発達しているわけでもなく、働くには移動手段が必要でした。
創業者の小河二郎の、「地域の方に生きる希望と勇気を持ってほしい」、「免許という武器を持ち、都会に出て活躍してほしい」という願いから、自動車教習所を作ったと聞いています。

地元の方を思いやる気持ちから発足されたコガワ計画。自動車教習所の運営という枠にとらわれない事業展開は、「誰かのために」というゆるぎないポリシーから生まれた、自然な流れなのかもしれません。

今や益田市民のみならず、全国から生徒が集まるというMランド。なんと、年間の卒業者数は全国トップクラスなのだとか。特に宣伝に力を入れているわけではないそうですが、卒業生の口コミが集客につながっており、親子2代に亘って通う方も少なくないそう。

Mランドがここまでの支持を集めるのは、自動車教習所という枠を超えた「ある特徴」が大きいと水津専務は続けます。

水津裕二さん

コガワ計画では、「爕(やわらぎ)の心(人が生まれながらに持っている優しい心)」を大切にするという教えが創業時から根付いています。Mランドは滞在型の自動車教習所なので、通いの方以外は一定期間寝食を共にすることになります。
なので、単に運転技術や知識を教えるだけでなく、人に会ったら挨拶をするだとか、清掃などのボランティア活動をするとか、そういう文化が根付いていることが他にはない特徴ですね。

Q.生徒や保護者の方からの反響はどうですか?

水津裕二さん

保護者の方からは「子どもが合宿から帰って来て挨拶をするようになった」とか「自主的に掃除をするようになった」という喜びの声をいただくことも多いです。
生徒本人からは、「卒業から数年経って、爕の心がいかに大切だったか分かりました」と連絡をもらったこともあります。

「Mランド」という名前には、益田という土地(Land)で、心(Mental)を育むという意味がこめられているそう。
運転技術だけでなく、人が人として生きていくのに大切な「爕の心」の輪を益田市から全国へ広げているコガワ計画。もっと多くの方にその輪を広げるためにも、安定的な人材の確保が今後の課題だと水津専務は続けます。

水津裕二さん

私たちは10年後、20年後を見据えて人材を確保していかなくてはなりません。ですが、自動車学校のインストラクターは、まだまだ職業としては知名度が低く、人数も少ないんです。なので、この仕事をもっと多くの方に知っていただいて、「自動車学校のインストラクターってかっこいい!」と思っていただけるように、しっかり告知していきたいですね。

実は、水津専務ご自身も「自動車学校のインストラクターってかっこいい!」と思い、異業種から転職したそう。

水津裕二さん

私が教習を受けている時、「人にものを教えるってカッコいいなぁ」と感じたんです。その時の先生がとても輝いて見えました。それから何年か経って、たまたまMランドが自動車教習のインストラクターの求人を出しているのを見つけたんです。その時、「あのカッコいい仕事は、自分もやろうと思えばできるんだ!」ということが分かり、すぐに応募しました。ちなみに、私が教習を受けていたのもこのMランドです(笑)。

入社後、憧れの先生と再会して当時の思い出話で盛り上がったという水津専務。実際に自動車学校のインストラクターとして働いてみて、「やはりこの仕事はカッコいい!」と再認識したとのこと。

水津裕二さん

自動車学校のインストラクターは、毎日担当する生徒が変わります。個人の習熟度は全く違うので指導の大変さもありますが、常に新鮮な気持ちで取り組むことができ、やりがいも大きい仕事だと思っています。
自動車の運転は一歩間違えれば人命に関わりますので、「人の命を守るための技術」を教える、誇り高い仕事ですよ。

Q.Mランドならではの仕事のやりがいをあげるとすれば?

水津裕二さん

本気で「何かをカタチにしたい」という気持ちさえあれば、それに全力で応えてくれる会社なので、そこは面白いと思いますね。
Mランドは地域活動をとても大切にしていて、「Mランドまつり」というイベントを開催しているのですが、毎年内容がガラッと変わるんですよ。皆さんに楽しんでいただくためにはどうしたら良いか、スタッフがイチから考えてカタチにしていきます。インストラクターの仕事の創意工夫はもちろんなんですけど、こういった地域貢献やイベントにも全力投球しています。

コガワ計画の一大イベント、Mランドまつりには皆さん並々ならぬ熱意を注いでおり、メインイベントの1つ「100kmウォーキングイベント」は水津専務が発起人だったそう。

水津裕二さん

元々、弊社は新入社員研修として富士登山を実施していたので、それに代わる面白い企画をと思って提案したら「やってみよう!」と採用してもらえたのが始まりです。
そこから、「こんなに楽しいなら社内だけでやるのはもったいない」と、一般の方の参加も募集するようになって、次は益田市や取引先の企業も巻き込んで…としているうちに、気づけばイベントがどんどん大きくなっていました(笑)。

コガワ計画の100kmウォーキングイベントの様子

面白い提案は積極的に取り入れ、好評だった事例は更に磨いてお客様に届けるコガワ計画。頑張り次第でやりたいことをカタチにできる。そんな社風が働く人を輝かせているのかもしれません。

水津裕二さん

自動車教習所って、大半の人は車の免許を取る時に生まれてはじめて来る場所だと思いますが、弊社では教習とは関係なく何回も来ていただける場所になりたいと思っています。なので、Mランドまつりも、Mランド内にあるレストランやパン屋などの施設も、どなたでもご利用いただけるようになっています。
益田市の地域活性化が私たちのテーマでもありますから、地域との関係を大切に、これからも挑戦し続けていきたいですね。

地域への熱い想いを語ってくれた水津専務は、益田市以外で暮らしたことがないという生粋の益田市民。地元を知り尽くした水津専務にその魅力を伺いました。

水津裕二さん

益田は「生きやすい」地域だということを皆さんに知っていただきたいです。
益田はあたたかい人柄の方が多くて居心地が良いですし、生活面も便利です。福岡や広島といった都会にも車や新幹線で2時間から3時間で行けたり、空港も近いので、出かけるのも簡単です。

言いだしたらきりがないですが、自然や文化、伝統もたくさんありますし、魅力たっぷりの地域です。益田を好きになってくれる方、益田を盛り上げたいと思ってくださる方に弊社の中に加わっていただき、一緒にお仕事がしたいですね。

続いて、インストラクターとして活躍している教習部の中村竜一郎さんにお話を伺いました。益田市出身の中村さんは、山口県の企業に就職してから、益田市に戻ってきたUターン者とのこと。どのような経緯でコガワ計画に入社したのでしょうか?

Q.この仕事を選んだきっかけは?

株式会社コガワ計画教習部の中村竜一郎さん

私は山口県で10年ほど家電販売の仕事をしていたのですが、両親が高齢になってきたこともあり、地元企業への転職を考えていた際に、コガワ計画が自動車学校のインストラクターを募集しているのを見かけました。
人にものを教えることができるのか…という不安はありましたが、人と接することやドライブも好きでしたし、転職を機に新しいことに挑戦しようと思っていたので、この仕事を選びました。

中村竜一郎さん

異業種から未知の世界にチャレンジすることを決意した中村さん。未経験からインストラクターになるには、何か資格が必要なのでしょうか?

Q.どうすれば自動車学校のインストラクターになれますか?

中村竜一郎さん

実は、インストラクターの専門学校などは無いんですよ。なので学歴は必要ありません。その代わり「指定自動車教習所指導員」という国家資格が必要になります。教えたい車の自動車運転免許を持っているということが大前提ですが、あとは21歳以上であれば受験できるので、意外と誰にでもチャンスのある仕事ですね。

Q.資格を取ってからでないと入社できませんか?

中村竜一郎さん

そんなことはありません。私も入社後に資格を取得しましたよ。
この業界では、就業時間後に自分で資格を取るための勉強をするという方針の会社が大半ですが、弊社は就業時間内に学科試験や技能実習の勉強を優先させてくれるんです。おかげで、入社から3か月後にあった試験に一発合格して、晴れて自動車学校のインストラクターとして仕事を始めることができました。

コガワ計画では業務中に試験勉強をさせてくれるだけでなく、研修課というベテランインストラクターが学科や技能実習を指導してくれるという頼もしい課があるそう。

中村竜一郎さん

それに加えて、弊社で働いているインストラクターは約100名いますから、過去問や最近どんな問題が出たとか、合格に向けて周りがしっかりサポートしてくれました。
この手厚いフォロー体制は弊社の強みだと思いますし、私自身、試験に合格するか不安だったので本当に助かりました。

仕事の空いた時間にちょっとずつ勉強をして、何年もかけて資格を取るよりも、3か月間しっかり勉強をして早く資格を取った方が本人のキャリアアップにも良い…というのが、コガワ計画の方針とのこと。会社のバックアップもあって、コガワ計画の入社3か月の指定自動車教習所指導員の合格率はほぼ100%なのだとか。

中村さんが異業種から転職して自動車学校のインストラクターの道を歩み始めて約2年半、今では大型自動車の指導ができる資格も取得し、次は大型特殊自動車の指導のため資格取得を目指しているのだそう。
このように、自分で目標を掲げてどんどんステップアップしていけることが、中村さんにとって楽しく仕事ができるモチベーションにつながっているのだとか。

Q.この仕事のやりがいは?

中村竜一郎さん

担当した教習生の成長を間近で見れることですね。
みんなそれぞれにつまづくポイントは違いますし、伝わる教え方も色々です。誰にでもぴったりハマる教え方って無いんですよね。だから、一人ひとりの個性を考えながら教え方や話しかけるタイミングを変えたり、試行錯誤しながら毎日仕事をしています。そうする中でも自分自身が成長できるのも、やりがいの1つです。

入社前は「人に教えられるか不安だった」と語っていた中村さん。初めて人に何かを教えるという経験は本当に大変なことだったそう。しかし、自身の課題としっかり向き合い、着実に歩みを進めてきたからこそ、今の活躍があります。
そんなバイタリティに溢れる中村さんの原動力はどこから湧いてくるのでしょうか?

中村竜一郎さん

私は食べ歩きが好きなので、美味しいものがあると聞けば県外でも車に乗って食べに行っています。それが良いリフレッシュになっていますね。

オンとオフのバランスの良さも、楽しく仕事を続けられる秘訣なのかもしれません。続いて、Uターン者の中村さんに島根の魅力について教えていただきました。

Q.Uターン者から見た島根のオススメポイントは?

中村竜一郎さん

先ほども食べ歩きの話をしましたが、島根は本当に食べ物がおいしいです。魚なんて最高ですよ!県外から教習にきた方は「魚が本当に美味しい」と口を揃えて言いますね。
弊社の自動車学校の合宿生は、毎週1回豪華なディナーの日がありまして、その時にお寿司やお刺身の盛り合わせが出たりすることがあるんです。翌日に生徒に感想を聞くと、みんな「魚やばかったです!全然違います!」と言いますね(笑)。

教習所の豪華ディナー

Q.その他の島根のオススメポイントは?

中村竜一郎さん

自然が美しいところですね。これは外せません。山はきれいだし、益田には国土交通省の水質ランキングでトップに輝く日本一の清流「高津川」もあります。
弊社の教習コースにもなっている「持石海岸」も夕日も絶景でおすすめですよ。島根は本当に良いところだと思います。

最後に求職者の方にメッセージをいただきました。

中村竜一郎さん

私も40歳くらいで全く知らないこの業界に飛び込みました。なので、この仕事を始めるにあたって年齢やキャリアを気にする必要は一切ないと思います。とてもやりがいのある仕事なので、やってみたいと思ったら思い切って飛び込んで来てほしいです!

年齢もキャリアも関係ない」という自身の経験も踏まえた中村さんの言葉は、転職を考える人たちの背中を力強く押してくれるようでした。

チャレンジする気持ちがあれば、年齢もキャリアも関係なく活躍できるコガワ計画。固定概念にとらわれない事業展開で、これからも益田市の地域活性化に貢献し続けていくことでしょう。

(2021年1月)

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