共立エンジニヤ株式会社の求人情報

島根県における3次元モデルの先駆的企業で
あなたらしく輝ける、心豊かな働き方をしませんか

総合建設コンサルタント(島根県 松江市)

島根県松江市に本社を置く株式会社共立エンジニヤ(以下、共立エンジニヤ)は、地域のインフラ整備を支える総合建設コンサルタントです。緻密で正確な測量技術で、半世紀近くにわたって地域社会の発展に貢献してきた同社は、3次元測量という最先端の技術を島根県内でいち早く取り入れ、同分野のリーディングカンパニーとして知られています。

更に、建設生産システム(建設における生産管理を行うシステムや取り組み、建設工事の人的、物的組織)全体の効率化・高度化を図り、その実現のために必要な技術力向上に積極的に取り組むと同時に、社員のワークライフバランスの向上にも力を入れ、働きやすく、やりがいのある環境の構築にも取り組んでいます。

共立エンジニヤの自社ビルで、取材班を笑顔で迎えてくださった代表取締役社長の奥田真二さんに早速お話を伺いました。

Q.事業内容についてお聞かせください。

当社は、主に官公庁の建設プロジェクトにおいて、設計段階から施工前の準備段階までを担う総合建設コンサルタントです。道路の測量や設計、調査、そして工事監理など、プロジェクトの初期段階から参画し、スムーズな施工をサポートしています。施工会社が作業を開始する前の準備を、当社がすべて請け負っていると考えていただくとわかりやすいでしょうか。

共立エンジニヤは、1955年に創業した八雲測量社を前身とする株式会社エイトコンサルタントの測量部門グループ会社として、1985年に設立されました。設立当初は測量を主軸にしていましたが、その後、地質調査や設計などの事業領域へ参入しました。特に、近年はBIM/CIM(ビム/シム)モデルをはじめとした最新技術を取り入れながら、より高度なコンサルティングサービスを提供しています。

BIM/CIMモデルとは、国土交通省が推進する建設生産システム改革の一環によるもので、建設事業の計画・調査・設計から施工・維持管理の各段階で活用される3次元モデルのこと。構造物の3次元モデルに、構造物を構成する部品や部材等の名称、形状、寸法、数量や単価といった属性情報と、機械判読できない資料や従来の2次元図面など、BIM/CIMモデルを補足する参照資料を組み合わせ、建設生産・管理システムの効率化を図ることを目的としたものです。

Q.BIM/CIMモデルについて、詳しく教えてください。

簡単に言いますと、従来では紙と鉛筆で平面図面を描いていたものを、パソコンを使って3次元で設計するようになったということです。立体的な図面(3次元モデル)で建物や構造物を表現することで、より正確かつ詳細な設計が可能になります。
こうした3次元モデルに部材の名称、形状、寸法、数量、強度など 、あらゆる必要な情報を付随させたのが、「BIM/CIMモデル」になります。

例えばある山間地に橋脚を建設するとします。このとき、パソコンで作成した3Dイメージ図面に、地質や土地の高低差の情報、さらに使う鉄筋の種類や数など、あらゆる情報を付加します。こうすることで現場管理の効率化と人的ミスの抑制につなげられるようになります。

調査・計画・設計段階からBIM/CIMモデルを導入することで、その後の施工、維持管理の各段階においても、情報を充実させながら活用できるとのこと。
さらにこれらを事業全体の関係者間で情報共有することにより、受発注者双方の業務効率化・高度化も図っていく、いわば「建設業界DX」とも言えるものだそうです。

これらの技術を導入し、コンサルティング業務に活用したのは、県内では当社が一番手。島根県土木部から、「島根県における3次元モデルの先駆者」とお墨付きをいただいているのは、当社にとって大きな誇りとなっています。
これは革新的な技術導入へのチャレンジと、男性が多く活躍する建設コンサルタント業界における女性社員の活躍、という2つの点で注目すべき事例ではないでしょうか。

さらに、共立エンジニヤでは従来のモデリング業務を効率化させるための画期的なシステム開発にも着手しているそうで、このプロジェクトに携わっている技術者の一人は、入社3年目の女性社員とのこと。
これは革新的な技術導入へのチャレンジと、男性が多く活躍する建設コンサルタント業界における女性社員の活躍、という2つの点で注目すべき事例ではないでしょうか。

当社には、ITやAIを自分事として捉え、日々新しい知識や技術を吸収しようとする意欲の高い若手社員が男女関係なくたくさん在籍しています。次々と新しいアイデアを生み出す彼らを育成し、その才能を最大限に引き出し、経験年数や性別に関係なく抜擢していくことが、私たち経営陣の使命だと考えています。

システムを活用するのは「人」です。社員一人ひとりがしっかりパフォーマンスを発揮することによって、会社は成長していきます。社員が新しい技術を学び、最大限に活用できるよう、働きやすい環境づくりに大きくコストを割いています。

急がず、じっくり、着実に。
長い目で人材を育てるには、まず志向のアンマッチを防ぎ、しっかりと周りが育て、モチベーションを高めて働いてもらうことが肝要だ、と奥田社長は続けます。

では、具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか?

新卒の学生向けにインターンシップを実施しています。採用後のミスマッチを防ぐため、実際の仕事を体験してもらい「この会社で働きたい」「この技術をもっと身につけたい」といった意識を持って入社いただけるように体制を整えています。

なお、既存社員向けには、自らが目標を設定する「チャレンジシート」を導入し、上司とのコミュニケーションやフィードバックを通して、自身の成長を確認できる仕組みを作っているそう。これは、共立エンジニヤで働く目標を明確にし、達成の喜びを得ながら、次の成長機会へとつなげていく、良いサイクルを作り出していると言います。

キャリアパスについても、具体的なロードマップを示しています。例えば、『22歳で入社し、◯◯の仕事に携わり、△△の技術を身に着け資格を取得。30歳までに主任になる』といったように、年齢や年代ごとの目標や必要な資格、経験などを明確化するようにしています。

また、共立エンジニヤでは資格取得を奨励しており、取得にかかる費用は全額会社が負担しているとのこと。取得後は資格手当も支給されるなど待遇面でプラスになるため、社員のモチベーションアップにもつながっているそうです。
同社では働きやすい環境づくりに力を入れているとのことですが、その他にはどんな福利厚生制度があるのでしょうか?

福利厚生面でいうと、まず家賃補助ですね。賃貸住宅にお住まいの社員には、家賃の半額を会社が補助するようにしています。また、島根県内に家を建てた社員には、15年間毎月1万円を支給する制度も敷いています。働くにはまず住むところが大切ですから、この点は会社としてもしっかり支えたいと考えていますし、特にUIターンを視野に入れている方にとっては、魅力的な制度ではないかと思います。

Q.どのような人材を求められていますか?

土木を学ばれた理系学生や、土木・建設業界の経験者がベターですね。当社はBIM/CIMモデルに力を入れているため、建築系のCAD操作ができる方、システム開発などITに親和性のある方も活躍できる環境です。
しかし、この業界の知識や経験がなくても、興味をお持ちであれば大歓迎ですよ。入社後にしっかりと向き合って、活躍できるだけの力を身に着けていただけるようサポートしていきます。

未経験でも、ゲームが得意であったり、PC操作に慣れていたり、また数字の扱いに慣れている方であれば、システム開発や測量、調査の仕事に向いている、とも教えていただきました。

Q.求職者の方へメッセージをお願いします。

共立エンジニヤは、新しい技術を取り入れながら、ワークライフバランスを重視し、誰もが長く安心して働ける環境を目指しています。私たちと共に成長していきたいという方をお待ちしています。

終始笑顔で気さくな奥田社長。社長自ら、自社ブログの更新をされており、この日もすぐさま取材風景を公開するなど、アクティブな面も垣間見ることができました。

続いてお話を伺ったのは、松江工業高等専門学校を卒業後に新卒で入社し、現在3年目となる岸野彩楓(あやか)さんです。

Q.入社のきっかけを教えてください。

就職活動をしているとき、オンライン合同説明会に参加したのですが、そこで出会ったのが共立エンジニヤでした。3DCADによって立体的に鉄筋が組みあがっていく動画を見たとき、「私もこんなものを作りたい!」と感じたことが、入社を希望したきっかけです。

目を輝かせながらその当時を振り返る岸野さん。学生時代に授業で触れたCADに強い興味を持ったことで、土木関係の仕事、特にコンサルタントになりたいと思うようになったそう。オンライン合同説明会で知った共立エンジニヤなら、その夢を実現できると確信したと言います。

Q.入社からこれまでの業務内容を教えてください。

入社してすぐの頃は、2次元の図面(平面)から3DCADを用いて3次元モデル(立体)を作成する業務を担当していました。
3年目の今は、システム開発を手掛けています。開発しているのは、数値を入力するだけで自動的に橋脚や鉄筋のモデルを組み立てられるというもので、従来のモデリング業務をより効率化させることが主な目的です。

土木業界で使われるモデリングシステムとは、道路や橋などの土木構造物を3次元で設計・解析するためのソフトウェアのことだそう。これによって、従来の2次元図面では把握しづらかった構造物の形状や挙動を視覚的に捉えることができるようになり、より詳細な設計やシミュレーションを可能にするのだとか。

Q.仕事のやりがいを教えてください。

新機能をシステムにテスト実装し、他部署の方々にデバッグ(正しく動作するかのチェック)をお願いしたときに、「これはすごいね!」「革新的だ!」と評価していただいたときは、とても嬉しかったですね。次へのモチベーションにつながります。
開発中のシステムは、Python (パイソン) というプログラミング言語を使用していますが、この言語を扱うのは初めてだったので、仕事と並行しながら学習を進めています。勉強したことを業務で確認できるので、学習の方向性が間違っていないことも確信できてありがたいですね。継続して勉強し、より一層理解を深めていこうと思います。

さらに、将来的に「社内のあらゆるナレッジ(知識・知見等)をシステム化する」ことに挑戦したいと、大きな目標を語ってくれました。

当社が長年培ってきた知見や属人性の高い経験を、すべてシステムに集約、活用できないかと常日頃から考えています。AIを活用してそれらの情報を容易に参照できるようにし、VRを使って、あたかも自分自身がその場にいるような追体験が可能なようにしたいですね。社員であれば時間や場所を問わず、集約されたナレッジを最大限活用できるようにするのが私の野望です。

続いて、鳥取県からIターン入社し、測量技師として現在3年目を迎える、上田壮一さんにお話を伺いました。
学生時代に測量の授業でCADを学び、建物を図面化する作業に魅力を感じていたそうです。

Q.入社のきっかけを教えてください。

就職活動で合同説明会に参加した際、共立エンジニヤのBIM/CIMモデルへの取り組みについて話を聞く機会がありました。そこで見た3Dモデリングのデモンストレーションが魅力的で、心に留まりました。建設や土木の知識はないので専門用語はまるでわからなかったのですが、共立エンジニヤでなら最新の技術に触れながら働けるかもしれない、と感じました。
「ドローン」や「レーザー」という言葉の格好良さにも惹かれたのもあって、その場でインターンシップを申し込んだことが、入社につながりました。

インターンシップ期間中に測量補助業務を経験し、先輩社員との交流も深めることができたという上田さん。共立エンジニヤの社風や働き方に触れ、入社したいという意思がさらに明確になったそうです。

Q.入社からこれまでの業務内容を教えてください。

入社した当初は、インターンシップのときに体験した測量補助からスタートしました。土木の知識が全くなかったため、補助業務を通して仕事の基礎を学んでいましたね。高性能機器に触れる機会も多く、そのたびに驚き、興味が刺激されていたのはいい思い出です。
現在は、3Dレーザースキャナーを用いたデータ取得や、3次元モデル作成など、業務の幅が広がっています。

現在はお客様先に常駐し基幹システムの保守を担当しています。主に、Java言語を用いたシステムの改修やバグ修正を行っているのですが、意図したとおりの動作を確認できたときの達成感は格別です。

Q.仕事のやりがいを教えてください。

測量データが立体的な3Dモデルに変わる瞬間が、まるで魔法のようで、すごくテンションが上がるんですよね。実際に目の前で見てきたものをデータにして、それが立体的なモデルとして画面上で再現されるのは、何度見ても鳥肌が立つほど感動します。
最近は、測量計画の立案やドローン操縦など、任せてもらえる業務も増え、自身の成長を実感できていることも、大きなやりがいにつながっていると感じています。
最初は言われたことを懸命にこなすだけの日々でしたが、今は自分で考え行動できることが増えました。自分の成長を感じられると、もっと頑張ろうという気持ちになりますね。

頼もしい表情で語る上田さんからは、ますます技術と知識を磨いていきたいという熱意が溢れていました。

続いてお話を伺ったのは、入社8年目となる総務主任の倉橋萌佳さんです。

Q.入社からこれまでの業務内容を教えてください。

入社したばかりの頃は、電話対応や来客対応といったことからスタートし、社会人としての常識や心構えを学ばせてもらっていました。現在は、総務業務全般に加え、経理も兼務し、社員のサポートを幅広く行っています。

Q.仕事のやりがいを教えてください。

総務兼経理として、社員の皆さんに頼っていただけることが、何よりの喜びです。
「困ったことがあったら倉橋さんへ相談しよう」と思ってもらえることが大きなやりがいにつながっています。

入社当初は指示をこなす毎日だったと言いますが、今では上層部にも臆せず意見できるほど頼もしい存在に成長したようです。つい先日も、奥田社長が提案した社食サービス導入について「得策ではないと思います」と別案を提示し、見事に採用されたのだとか。

試算してみると導入費用が高過ぎて(笑)。メンテナンスにも手間がかかりますし、費用対効果を考えて、オフィス置き菓子サービスの導入案を提案したところ、採択してもらえました。

と倉橋さんは笑います。実は「会社全体の経費削減」を目標に密かに掲げていて、日々、様々な方法を模索している最中なのだそう。今回の件は、その目標達成に繋がっただけでなく、社員の皆さんにも喜んでもらえたので、総務兼経理として、とても達成感を得られたと言います。

続いて、職場環境や働きやすさについて伺いました。

Q.女性から見た働きやすさはいかがですか?

性別に関わらず、誰もが平等に活躍できるのが当社の魅力ですね。フラットな社風だからこそ、社員一人ひとりが自分の力を発揮し、成長できる環境が整っています。

当社は、働きやすい環境づくりに力を入れています。看護休暇は時間単位で利用でき、有給休暇も取得しやすいなど、柔軟な制度が整っています。産休・育休取得はもちろんのこと、男性の育休取得も推進しています。育休復帰後も、基本的に元の部署に戻れるので、安心して育児に集中することができますね。

共立エンジニヤでは、急な休みにも柔軟に対応でき、有給休暇も取得しやすい環境が整えられているそう。そのおかげもあり、充実したプライベートを楽しまれているようです。

Q.オフの日はどのように過ごされていますか?

私は、休日は家でゆっくりと過ごし、家事をこなしながら夫と過ごす時間を大切にしています。時には、お菓子作りや読書も楽しんでいますね。たまに手製のお菓子を会社に持ってきて皆さんに振る舞うこともありますよ。

私はかなりアクティブ派ですね。土日祝日に加えて有給休暇も使い、ライブ鑑賞や韓国旅行、大好きな野球観戦など、趣味に費やす時間を満喫しています。家でじっとしていることはなく、常に刺激を求めて出かけています(笑)。つい先日も一人で東京のテーマパークへ遊びに行きました。

私はアウトドア派で、特に自然豊かな場所が好きなので、島根県内はもちろん、隣県の蒜山(ひるぜん)などへ出かけ、趣味の生き物観察を存分に楽しんでいます。先日も越冬で飛来してきたコハクチョウ群に出会うことがあって、野鳥好きな私としてはテンションが上がりました。

自分らしい休日を過ごすことで、より良い仕事にも繋がります。共立エンジニヤの社員を大切にする想いや風土は、社員皆さんにしっかり浸透しているようです。

今回お話を伺いながら、若手のアイデアや柔軟な考え方に未来を託し、やりたいと手を挙げた人にはどんどんと活躍の場を広げていく、共立エンジニヤの社風を感じ取ることができました。
ここなら、最先端技術に触れながら自分らしい働き方がきっと見つかるはず。少しでも気になったならば、ぜひ共立エンジニヤを訪れてみてください。

(2024年11月取材)

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