株式会社YOKOTAの求人情報

オリンピック仕様の競技場も手掛ける「舗装」のスペシャリスト。地域の未来を足元から支えます。

舗装工事・施工管理(島根県 仁多郡 奥出雲町)

社屋

緑豊かな仁多郡奥出雲町。実は、オリンピックやワールドカップといった世界大会仕様のホッケーグランドが二つもある、スポーツマンには夢のような場所なんです。その両方の施工に携わっているのが、舗装工事のプロフェッショナル、株式会社YOKOTA(以下、YOKOTA)です。

会社の設立は平成29年7月。道路舗装工事で国内屈指の規模を誇る一部上場企業、東亜道路工業(株)の子会社としてスタートしました。実は東亜道路工業と奥出雲町との関係は古く、昭和30年に中国支社島根営業所をこの地に設立、そこから約65年に亘り、地元に寄り添い事業を拡大。YOKOTAの設立へと繋がったそう。

代表取締役の坂井哲一さんと、営業部長の渡部春宣さんに発足のエピソードを伺いました。

坂井さん
坂井さん

東亜道路工業の時代から、公共事業も民間事業もたくさん携わらせてもらいました。奥出雲町の皆さんも地元企業と同じように支えてくださってね。 当時はとても順調だったんですけど、最近の公共事業は全国的に県内企業の受注が優先される傾向にあったり、地元の資材活用などの動きが強まってきたので、これからも島根でしっかり仕事ができるよう「地元企業」として設立されたのがYOKOTAなんですよ。

YOKOTAは奥出雲町の中の地名「横田」から取った企業名。その名前には、地元との関わりの深さ、そしてこの地域への愛情が込められているよう。

そんなYOKOTAでは、道路や駐車場の舗装工事を事業の軸に、陸上競技場やテニスコートなどのスポーツ施設やグランドの舗装整備、公園の遊歩道の工事など、幅広く事業を展開しています。

坂井さん

舗装って一番最後の飾りなんです。道路って皆さんが使うものだからね、まず仕上がりが綺麗じゃないといけません。でもそれだけじゃなくて、いかに強く、走りやすく造るか…ってところが我々の腕の見せどころなんです。

渡部さん

皆さんもよく道路工事しているのを見かけると思うんですけど、実は土木工事と舗装工事に分業化されています。私たちのような舗装業者は、土木工事で道路の形ができた上に最後の化粧をさせてもらってるんです。

渡部さんが語る隣で、「建設業の土木工事は本当に大変だからね…」と、親身になって気遣いの言葉を口にする坂井社長。その思いやりあふれる気持ちは、社訓にも込められているそう。

坂井さん

『一視同仁 いつも笑顔で 明るく 楽しく』を社訓にしています。すべてを平等に見て、常に感謝の気持ち、反省の心、それからすべてのものに敬意を示す…という意味です。 会社の考え方が片寄っちゃいけないし、すべてのお客様に対して平等じゃないとね。 それから、やっぱり仕事は楽しくやらないといけません。いがみ合っても、眉間にしわ寄せても上手くいきませんからね。改めて言うとちょっと恥ずかしいけど(笑)。

今度は隣から渡部さんが「きれいごとを並べています(笑)。」と合いの手を入れ、場が和む一幕も。照れ隠しのように笑い合う坂井社長と渡部さんからは、この社訓をいかに大切にしているかが伝わってくるようでした。

坂井さんと渡部さん

親会社である東亜道路工業の技術を引き継いでいるYOKOTAは、地方にありながらも世界大会規格のスポーツ施設の工事に携わっています。これまでにどのような施設の工事をしたのでしょうか?

坂井さん

YOKOTAとして独立する前のものも含めるとかなりの数がありますよ。陸上競技場とか、テニスコート、サッカー場、ホッケー場、人工芝のグランドとか。テニスの錦織圭選手が練習していた、加茂のスポーツ公園のテニスコートなんかもそうですね。

渡部さん

奥出雲町はホッケーが盛んな町でね、横田高校のワールドカップ仕様のホッケーグランドも、全部東亜道路が手掛けていますし、三成公園にあるホッケーグランドにも携わってて、こっちはオリンピック仕様なんですよ。

奥出雲町でこれほどホッケーが盛んなのは、東亜道路工業とYOKOTAがこの地にあるから…と言っても過言ではありません。スポーツ施設の舗装や芝生、道路の舗装は、普段目にしていてもなかなかそのすごさを感じ取れないかもしれません。

しかし、私たちが快適に車を運転できたり、スポーツ選手が競技に邁進できるのは、足元をしっかり支えてくれる舗装があるから。人の役に立てる仕事や地域貢献がしたいと考えている人にとって、YOKOTAはぴったりな職場なのではないでしょうか。

渡部さんと事務員さん
渡部さん

実はそれ以外にも、老朽化した公共施設の維持補修とか、異常気象による道路災害の応急工事、道路の除雪作業なんかもしています。道路はライフラインですからね。地域を守る重要な役割を担ってます。 ただ事業だけに専念するだけじゃなくて、地域の人の生活を守っていかなければなりませんから。いい加減な気持ちでやってはいけないということです。

地域貢献活動にも積極的に取り組み、島根県公共土木施設愛護ボランティア支援制度の「ハートフルしまね」活動団体の認定も受けて、町内観光地の道路清掃活動などを行っています。

坂井さん

地域社会と良好な関係を築くことは、会社を運営する上で基盤となることですからね。信頼される企業でなくてはならないと思っています。

どこまでも誠実に仕事に取り組み、地域のために活動しているYOKOTA。そのブレない姿勢があるからこそ、東亜道路工業の時代から地元企業と同じように地域の方に受け入れられ、愛されているのかもしれません。

道路の舗装様子

続いて、採用や労働環境について伺います。 今は12名の社員が働いているというYOKOTA。東亜道路工業の時代から人数はほぼ変わりませんが、子会社として独立してからは今までと違う苦労があるのだそう。

渡部さん

事業内容は東亜道路工業の時代から変わりませんし、同じメンバーも働いています。ですが、新規で仕事をしようと思うと「YOKOTAってどこの会社だ?」となるんですよ。もちろん知っている方は大事にしてくれるんですけどね。

坂井さん

だから、「1日でも早く立派な会社にしよう!」という想いで、みんな今一生懸命やってるんですよ。それこそ自分の能力以上のことを…。私もそれに報いるように頑張らなければいけません。

会社設立から最も大変な数年間を共に戦ったメンバーの結束力は強く、家族のように思っていると坂井社長は続けます。

坂井さん

そりゃ、100人、200人も社員がいれば、少し退職者が出てもやっていけますけど。うちでは1人でも欠けてはいけないと思っています。「補充すれば…」と言われるかもしれませんけど、人数だけの問題じゃないんですよ。誰が欠けても歯車がかみ合わなくなります。それくらい今いる社員一人ひとりが大切なんです。

少数精鋭で仕事に取り組んでいるYOKOTA。一人ひとりの役割は大きく、責任も重いのかもしれませんが、自分の頑張りが会社の業績に直結する面白さや、やりがいをどこよりも実感できる環境なのかもしれません。

舗装機械

Q.主にどんな職種の募集をしていますか?

渡部さん

舗装の施工管理職以外に作業員を募集しています。舗装工と言ったりもしますね。舗装機械の運転資格や経験がある方は、オペレーターとして業務にあたっていただく形になります。 具体的な作業内容としては、道路の舗装なら舗装作業用道具の運搬や、舗装する場所に路盤砕石やアスファルト合材をスコップで均一に敷き詰めて、小型転圧機で締め固める…というところです。これをチームで担当してもらいます。

Q.未経験の応募も可能ですか?

渡部さん

大丈夫です。未経験者や初心者の方も先輩達が仕事をサポートします。現場での実務経験を通して技術力を身に付けて、技術者に必要な建設機械運転免許や土木施工管理技士などの資格を取得してもらえば、キャリアアップにも繋がりますから、ぜひチャレンジしていただきたいです! 土木業や建築業は長い修業期間が必要になりますが、舗装はノウハウを覚えれば一人前になるまで早いと思いますよ。

入社時は自動車運転免許の資格があれば、「あとはスコップが持てればOK!」と明るく笑いながら教えてくれた坂井社長。入社後は、大型特殊自動車免許や車両系建設機械運転者の資格など、業務に必要な資格を順次取得していけば良いと教えてくれました。

Q.資格取得の補助などはありますか?

坂井さん

うちで働きながら、車両系建設機械や大型特殊免許を取ると町からも補助金が出ます。これは仕事上必須なので。それ以外の必要な資格の費用取得の費用は会社で負担しています。

渡部さん

建設業の担い手を増やしていかないといけませんから、行政のサポートも手厚いんです。この地域は冬に除雪作業が必要なので、大型特殊免許とかは町の安全のためにも求められているんですよ。

自分の仕事は「町の安全のために求められている」という使命感は、そう簡単に得られるものではありません。YOKOTAで働く人の笑顔が輝くのは、社員の皆さんがその使命にやりがいを見出し、誇りに思っているからなのかもしれません。

雪の日の道路状況

Q.入社後の研修体制について教えてください。

渡部さん

舗装関係の技術講習や、業務に必要な資格を取得していただく予定です。まだ会社設立から3年ほどですが、研修や福利厚生などは親会社である東亜道路工業に合わせていますので、手厚いサポートができると思います。

坂井さん

実務の研修についてはOJTの形式で、担当する業務の先輩と一緒に現場を回りながら覚えてもらいます。 舗装はとにかく現場移動が早いんですよ。土木工事だと数か月は作業しているイメージだと思いますが、舗装はその最後の仕上げですからね。1週間ごとに現場が変わっていく…という感覚かな。

舗装作業をするにあたっては、現場測量や予算・作業工程の計画作成、材料の発注、機械の手配など、様々な準備も必要とのこと。業務内容は多岐にわたりますが、東亜道路工業時代からのノウハウや先輩のサポートもあるので、心配することは無いそう。

続いて、更なる事業拡大に向け、一丸となって前に進むYOKOTAの今後のビジョンについて伺いました。

渡部さん

今、交通面では色んな技術革新が起きています。例えば、近い将来、道路を走る車の自動運転が主流になったり、電気自動車がもっと普及した時、舗装会社は何ができるようになっているか…が重要だと思っています。 弊社もこうした流れに遅れることなく、ICT(情報通信技術)の導入や技術者の育成を積極的に進めていかなければと考えています。

坂井さん

これは30年後の話とかではなく、10年後にはもう時代が変わっていると思います。だから、次世代の技術を習得して活躍してくれる若い人に、ぜひ来てほしいと願っています。 ただ、いくら技術が進化しても、我々の仕事っていうのは、最後は人間の手で微妙な調整をして仕上げなければなりません。最先端技術だけじゃなくて、そういうことも忘れないでほしいですね。

様々な業界で技術革新が進む今、舗装業界にも大きな変革の時が訪れようとしています。地方にありながらこうした最新技術の導入に舵を切れるのは、東亜道路工業という頼もしいバックアップがあることも大きいのだそう。この先10年後、20年後も、YOKOTAが地元の方に愛され、地域貢献している様子が目に浮かぶようでした。

グラウンド風景

Q.今後、YOKOTAをどんな職場にしていきたいですか?

坂井さん

みんな一人ひとり感じ方が違うから難しいところですが、まず社員にとって「働きがいがある仕事」、「働きたくなる会社」でありたいと思っています。それから、地域社会にとって「これからも必要とされる会社」でいられるように、事業の運営だけでなく地域に根差した活動をしていきたいですね。

渡部さん

あと具体的なところとしては、東亜道路グループの中四国支社や、アスファルト製品の製造販売を行っている島根合材工場とも連携して、民間のお客様への資材販売も進める予定です。 それから、親会社の全国レベルの技術力がやはり当社の強みなので、「この仕事はYOKOTAに…」と指名していただけるような独自性を発揮していきたいですね。

明確なビジョンを掲げ運営されているYOKOTA。ICTの導入にあたり若い人材の採用にも積極的とのことですが、求める人物像などはあるのでしょうか?

渡部さん

奥出雲に来たいと言ってくれる方ならまず大歓迎ですけどね(笑)。 舗装工事に魅力を感じる人や、自分の役割と仕事には責任と自覚を持てる人、それから将来の地域づくりに取り組んでみたい人に来ていただけると最高ですね。 うちの場合、「明日は田植えなんで休みます」というのもOKですから、田舎暮らしを楽しみながら仕事をしたい…という方にもピッタリなんじゃないかな。

坂井さん

この地域の人ってね、地元愛がすごく強いんですよ。横田高校で昨年就職を希望した人は、全員県内就職だし、進学で遠方に行った人の中にも「地元に貢献したい」と言ってる生徒が多いそうです。すごいなって思うよね。育ててくれたところに貢献したいって。 そういう人に地元で働ける会社があると知ってもらいたいし、もしうちに来てくれたら嬉しいですね。

最後に、坂井社長から求職者の方にメッセージをいただきました。

坂井さん

うちはまだまだ小さな会社だから、社員として…というより、家族として一緒に頑張っていきたいと思ってるんです。 奥出雲町は素敵な町です。うちの会社に来てもらえれば、地元の人達といろんな出会いがありますよ。いろんな形で地域に貢献して奥出雲町を豊かにしたいし、社員のみんなにも幸せになってもらいたいし、それだけですよね。

地名を企業の名称に掲げるYOKOTAは、その名の通り、誰よりも地域を愛する心優しきプロフェッショナルでした。

小倉さん

後日、取材当日予定の合わなかった工事部の小倉章治さんにお話を伺いました。奥出雲町の出身で入社1年目の小倉さんは、舗装現場を見るうちに「この仕事をしたい!」と思うようになり、高校卒業から27年間務めた会社を退職し、YOKOTAに入社したそう。

小倉さん

全く違う業種から転職したので、ゼロからのスタートで業務内容はもちろん、専門用語も分からず苦労しました。ですが、分からないことは周りの方にすぐ相談できますし、やりたかった舗装の仕事ができて毎日充実しています。

Q.仕事でやりがいを感じるポイントは?

小倉さん

施工中は色んな苦労がありますが、自分が手掛けた工事を完成させたときの達成感と充実感は、何物にも代えがたいものがあります。 それから、このやりがいある仕事を「チームでする」というのも魅力だと思います。みんなで協力して地域の人の生活を支えていると実感できますよ。

YOKOTAは奥出雲町を中心に、県東部の市町などでも舗装工事を行っています。町を歩いていても、車で道路を走っていても、私たちの足元にはきれいに整えられた舗装が広がっています。日常生活と切り離せないものだからこそ、自分達の仕事が地域の役に立っている姿を目にすることも多いのだそう。

小倉さん

携わったものが形として残るだけじゃなく、そこで生活する人たちの役に立っている姿を目にするとモチベ―ジョンも上がりますね。

地域の未来を足元から支える舗装のスペシャリストYOKOTAは、これからも奥出雲町に寄り添い、二人三脚で歩んでいくことでしょう。その一員となり、地域の明るい未来に貢献するのはあなたかもしれません。

朝礼様子

(2020年11月取材)

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