さいとう まさひろ
齋藤 雅寛さん
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年齢/
39歳
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移住前/
東京都
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現住所/
益田市
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家族構成/
妻、娘(0歳)
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趣味/
演劇、石見神楽
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仕事/
農業(自営)
業 種
農家(ぶどう栽培)(受入先:(有)大場ぶどうファーム/益田市)
住まい
一軒家(賃貸)
期 間
2017年2月~2018年1月
生活拠点
益田市
地域活動
市民劇団、石見神楽団に所属
産業体験のきっかけは?
妻の実家が益田市で、いつかは移住を考えていました。当時私は都内でフリーランスの映像制作等の仕事をしており、生活は不規則でした。島根で就農するつもりで複数の農家を視察し、あるぶどう農家さんで試食したシャインマスカットの美味しさに感動して、ぶどう農家を志すことに決めました。
体験中の困りごとは?
金銭面はやはり厳しいものがありました。飲食店でのアルバイト経験を活かし、地元の寿司店でバイトしながら生計を立てていましたが、結果として人脈を広げるきっかけにもなり、良かったと思います。
学んだこと・役に立ったこと
前職と全く異なる仕事でしたが、産業体験を通じて農家としての暮らしや一年の流れがよく分かり、とても勉強になりました。その後独立するための知識や経験を積むのに大変よい機会だったと思います。
今だから言える○○
産業体験終了後、すぐに独立する気でいたのですが、自分の圃場を持つにはそれなりに資金もかかりますし、なかなかちょうど良い圃場が見つからずに迷っていた時期がありました。その後今の圃場が見つかってようやく独立の夢が叶いました。
デラウェアだけで15連棟を管理
高所作業もスイスイと
生活の様子
規則正しい生活になり、都内でフリーランスの仕事をしていた時期と比べると、生活は一変しました。金銭面の不足を補うため、体験中は夜もアルバイトをしていたので、とにかく忙しかったですが、バイトがない日は市民劇団や石見神楽団の活動に参加して、充実した日々を送っていました。
仕事に対する満足度
ぶどう栽培は奥が深く難しい部分も多いですが、JAのぶどう部会に所属し、諸先輩方のアドバイスを受けつつやっているところです。今年は独立してはじめての出荷を迎えましたが、一年目の反省点や課題がいろいろと見つかり、来年に活かしていきたいです。
交流・コミュニケーション
演劇が好きで、演劇関係の仕事に長く携わっていたので、こちらへ来てからも演劇活動を続けています。市民劇団や石見神楽団に所属し、仲間と一緒に楽しく活動しています。
農場の面積を増やしたい
現在は15連棟のデラウェア用ハウスと、8連棟のシャインマスカット用ハウスを管理していますが、ゆくゆくはもっと拡大して、従業員も雇用して、生産量を増やしていきたいですね。
法人化・6次産業化も
事業拡大の先には法人化したり、6次産業化も視野に入れています。
やはり実際に農業を始めると色々と大変なことがありますし、おそらく生活も激変すると思いますので、農業をやりたい!という強い気持ちをもって臨む必要があると思います。それと、産業体験は1年で終わりますので、終わったあとの具体的な計画を立てながら進めることが大切です。