しのはら まさかず

篠原 正和さん

  • 年齢

    49歳

  • 移住前

    千葉県

  • 現住所

    津和野町

  • 家族構成

    ひとり暮らし

  • 趣味

    名所めぐり

  • 仕事

    農業(自営)

篠原正和さん
UIターンの流れ UIターンの流れ

産業体験中の暮らし

業  種

農業(山菜・夏野菜の栽培)(受入先:個人農家/津和野町)

住まい

一軒家(空き家バンク)

期  間

2016年9月~2017年8月

生活拠点

津和野町

地域活動

現在の居住地に引っ越してからは草刈り、お祭り、神社や集落のイベントなど可能な限りすべて参加しています。

産業体験のきっかけは?

色んな受け入れ先を回って最後に来たのが津和野でした。その時に町主催の百姓塾という集まりに参加したのですが、そこで出会った仲間とならこれから頑張っていけそうだと感じたこと、津和野の人の温かさや人柄に惹かれたことが決め手でこの土地に決めました。

体験中の困りごとは?

産業体験中に栽培についてはしっかり教えてもらいましたが、販売には全く触れていなかったので、就農してから価格の設定や売れる品目が分からなくて苦戦しました。販売のことも産業体験中に学んでいたら、よりスムーズだったなぁというのが反省点です。

学んだこと・役に立ったこと

産業体験の受け入れ先では、技術だけでなく、早く集落に馴染めるよう田舎の暮らし方について教えてもらえたことがとてもありがたかったです。今では集落の人から「10年以上住んでいるようだ」と言われるほどで、近所付き合いが毎日の楽しみになっています。

今だから言える○○

津和野の人はよそ者でもとてもウエルカムな雰囲気で迎えてくれます。役場の農林課の人も、質問するときちんと返してくれたので心強かったですね。骨をうずめる覚悟で来ているので、そういう人が与えてくれる安心感は大きかったです。

現在の暮らし

収穫した山菜「うるい」

収穫した山菜「うるい」

出荷前にパック詰めをする篠原さん

出荷前にパック詰めをする篠原さん

生活の様子

夏場は主にトウモロコシ等の夏野菜の栽培をしています。「朝取り」を売りにしているので毎日3時頃に起きて仕事を開始します。朝は早いですがその分仕事の終わり時間も早く、15時には出荷を終えて夕方はのんびり過ごしています。

生活のスケジュールグラフ

仕事に対する満足度

まだまだ理想の形にはなっていないので、満足度は50%です。最終的には人を雇用できるくらいの事業規模まで拡大することが目標です。栽培品目は今が良いバランスなので変える予定はありませんが、これから徐々に生産量を増やしていく予定です。

交流・コミュニケーション

草刈りやお祭りの手伝いには必ず参加しています。打上げはお馴染みのメンバーが集まるのでとても盛り上がりますよ。まだ参加できていませんが、自治会での旅行もあります。日常的には近所の人が野菜を買いに来てくれたりと、交流の機会は沢山あります。

将来の展望

規模を拡大して雇用を生み出したい

栽培量を増やして事業規模を拡大していくことが目標です。そして雇用を生み出し、地域に貢献していきたいですね。

集落を支えていきたい

集落に農業法人もあるのですが、高齢化が進んでいます。集落の中で専業で農業をしているのは私だけなので、この集落を支えていければと思っています。

篠原さん
仲間をつくること、コミュニケーションを取ることが大切です。

新規就農は非常に大変です。津和野は百姓塾という交流の場があるので、悩みを相談できるIターン仲間ができ、ともて心強かったです。また、Iターンでは家探しに苦労することが多いですが、私は地域の方からの紹介で良い拠点を構えることができました。産業体験中は農作業を覚えるだけでなく、集落の人たちや色んな仲間とコミュニケ―ションをしっかりとることをおすすめします。

産業体験を成功させるポイント