たなか うみたろう
田中 海太郎さん
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年齢/
38歳
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移住前/
東京都
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現住所/
津和野町
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家族構成/
妻、子ども(3人)、母親
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趣味/
音楽、有機農業
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仕事/
農業(自営)
業 種
農業(受入先:農事組合法人 おくがの村/津和野町)
住まい
トレーラーハウス
(当時、体験者用の住宅として使用)
期 間
2000年4月~2001年3月
生活拠点
津和野町
地域活動
「家族よりも地域が優先」をモットーとする受け入れ先の糸賀代表に連れられて様々な地域活動に参加
産業体験のきっかけは?
ミュージシャンを目指していましたが、東京を離れて農業がしたいと思うようになり、東京であったUIターンフェアに参加しました。その後、見学に訪れた津和野町で出会ったおくがの村の糸賀代表の話に魅かれてすぐに移住しました。
体験中の困りごとは?
地域の人との付き合いが非常に濃厚で最初は戸惑いました。お金をかけない生活を送るために木を切る、水道を修理する等の作業があり、ゆとりはあるけど休みがないことが悩みでした。
学んだこと・役に立ったこと
おくがの村の糸賀代表から、地域への溶け込み方や田舎で生活するための様々な技術を教わりました。当時、産業体験の助成金は今よりも少ない額でしたが、おかげでお金を使わず楽しく暮らす方法を学びました。
今だから言える○○
糸賀代表は生き方や自給自足生活については色々教えてくれましたが、農業の技術や知識などは「見て覚えろ」という考えだったので、直接指導していただいた記憶はあまりありません。
自宅の外観(電話ボックスを物置に活用)
田中さんが栽培するケール畑
生活の様子
春秋はほとんど休日はないですが、雨や雪の日は休みます。休みの日は家の周囲の仕事や、バンド活動などをしています。
仕事に対する満足度
農業を始めたころと比べると安定して生産できるようになりましたが、農業は大変だと痛感しています。農家としての生活力はそれなりに見についていると思っていますが、もっと勉強が必要だと感じています。
交流・コミュニケーション
地域の会合では、ようやく自分の意見がちゃんと言えるようになりました。地域にとって"よそもの"という意識はまだあるかもしれませんが、しっかりやってるという評価もいただいているので溶け込めていると思います。
この集落を維持していきたい
この地域に溶け込み、住人としての自覚があります。この集落を維持しなければならないとう思いもあるので、このまま住み続けたいです。また、自らの経験を活かしてUIターン者の受入体制のサポートもしたいと考えています。
ファーマーミュージシャンとして活動したい
現在やっている有機農業を拡大するだけでなく、春夏秋に農作業、冬は音楽活動をしたいと考えています。県内の農業音楽仲間が増え始めているので、彼らと一緒に披露する場を作り、農業の面白さと重要性も伝えることができればいいと思っています。
収入が少なくても、島根はお金が必要な遊び場所も少ないですから、あまりお金を使うことなく生活には困りません。島根での暮らしにお金儲け以外の楽しみを見つける事が大切です。