山王寺の景色に魅せられ、
四季と地域の人と
共に寄り添い暮らす
南波卓男さんと愛子さんが暮らす雲南市大東町山王寺は、標高約３００ｍの山間に棚田が広がり、『日本の棚田百選』にも選ばれた風光明媚なところ。また山王寺神楽も伝わる伝統文化が息づく地域である。四季を感じる山々が望め、晩秋には雲海が見られる美しい景色が、移住地として決め手となった。
「私は山王寺の麓にある町の出身。15歳から大阪に出て約50年間、ビルや大型店舗が立ち並ぶ所で生活していたので、こことは真反対。今は自然に囲まれてのんびりと暮らしていますよ」と卓男さんは話す。
「のんびり」と言いながらも、２人はとても活動的。卓男さんは大東町のシルバー人材センターに登録し、草刈りはもちろん障子や網戸張り、大工仕事までこなし、地域の人に貢献する毎日。愛子さんは、大家さんの紹介で日本舞踊を始め、発表会にも出演する腕前だ。家には近所の人が頻繁に訪れ、お茶を飲みながら会話をしたり、近所のおばあちゃんが麓の町へ行きたいときには車で送迎するなど、今や地域に欠かせない人となっている。
「夫婦で畑をしていますが、野菜づくりも、干し柿づくりも、タケノコを茹でることも、近所の方から教えてもらっています。ここに来てから“はじめて”のことばかり。四季がある暮らしの中で、おいしいものを食べています」と愛子さん。 一方、冬の山王寺は雪深いため、冬期は大阪の家で暮らし、春になるとまた山王寺へ戻ってくる。移住して５年、夫婦のペースで二地域での暮らしを謳歌しているところだ。
実際のところどんなふうにすごしてる？
畑仕事も手慣れた様子。旬の採れたて野菜がいつも食卓に。
日本舞踊の発表会で舞う愛子さん。地域のイベントにも参加。
島根のここが「イイね！」
空気が澄んでいておいしいです。 畑仕事の合間に 山の景色（新緑や紅葉）を 見て癒されています。
南波卓男・愛子夫妻の Profile
雲南市大東町出身の卓男さん、鹿児島県出身の愛子さんは大阪で出会い結婚。卓男さんはトヨタ自動車のグループ会社に勤務し、定年後にＵターン。雲南市大東町山王寺で暮らして5年になる。 卓勇さん15歳で大阪へ→トヨタグループ会社に50年間勤める。→５年前に雲南市へＵターン
卓男さん15歳で大阪へ
▼トヨタグループ会社に 約50年間勤める。
▼５年前に雲南市へＵターン
地域にある自治体制度
UIターン相談の総合窓口へご相談ください！
雲南市では、田舎暮らしをトータルサポートする専属スタッフを配置しています。移住相談の総合窓口として、各種情報の提供や現地案内、地域に住む方々との橋渡し、移住後の生活サポートなどを行っています。
空き家バンク制度
雲南市では、市内で住まいを探されている方に空き家を紹介する。 “空き家バンク制度”を設けています。
専属スタッフが空き家物件に関する相談を受け、現地を案内します。
空き家改修補助金
雲南市への移住を目的に空き家の改修を行う場合に、改修費用の一部を助成します。補助率1／2、上限50万円※子育て世代は上限100万円
お問い合わせ
雲南市役所うんなん暮らし推進課
☎0854-40-1014