
あなたのひとことが、 お子さんの背中を やさしく押します。
Uターンされた方にきっかけを聞くと、
親から「帰ってこない?」と
声をかけてもらったことで、
島根での暮らしを考えるようになった
という方が多くおられます。
目の前の忙しさに追われていると、
つい頭がいっぱいになり、
暮らしや人生には
もっと多くの選択肢があることを
忘れてしまいがちになるもの。
あなたから、お子さんへの
やさしいひとことが
新しい選択肢への一歩を踏み出す
きっかけになるかもしれません。






大切な存在だから
切り出せない、
そのひとこと。
たまにくるメッセージでは、
あの子の本当のことはわからない。
がんばってるから水を差したくないけど
弱いところを見せたがらない性格だから
「大丈夫。問題ないよ。」
って言うんだろうな。
言い出せない
「帰ってこない?」の
ひとこと。
今の暮らしは続けられなくはないけど
このままでいいのか不安になる時もある。
それに、
親の気持ちを尊重したいけど、
「あなたの人生なんだから」
って言うんだろうな。
言い出せない
「帰ろうかな」の
ひとこと。
親と子
それぞれの
想いは?


東京都から
私は、進学のタイミングで地元松江を離れ、大学卒業、就職を経て12年後にUターンしました。
地元を離れる時は、これから広がっていく自分の新しい生活に胸がときめきました。実際に、地元を離れて過ごした東京での日々はとても充実したものでした。
大学時代、就職活動が始まった頃から父親に言われるようになった「帰ってこないか?」の言葉。
私はいわゆる、「田舎の長男」。父親の言葉が理解できないわけではなかったのですが、まだまだ挑戦したいこともあり、こんなに充実した生活を過ごしている自分には、呪いの言葉のようにしか聞こえませんでした。就職後も、年末帰省の度に言われる「いつ帰ってくる?」。本当に嫌で嫌でしょうがなかったです。
就職から7年ほどが経ち、30歳手前。結婚など、自分の人生の転機がやってきて、これから島根に戻って暮らしてみたいと思うようになりました。もちろん急に思い立ったわけではありません。言われ続けてきたことで、自分の中の選択肢としてじんわりと色濃くなってきていたのかもしれません。
でも、自分のタイミングで、自分で決断したUターン。今振り返っても、納得のいく選択ができたと感じています。そのとき、呪いだと思っていた親の言葉が、自分を支え、背中を押してくれる言葉だったことにも初めて気づきました。
難しいもので、親と子は似ている部分があっても別人格。これだけ年が離れていれば感覚も違うし、うまく気持ちが伝わらないこともあります。分かることもあれば、分からないこともある、分からないタイミングもあるんです。でも、分かる時が来たみたいです。
現在は、島根での生活が楽しくてしかたありません。





背中を押すのは
あなたのひとこと。
帰りたくても帰れない、
その理由の多くが「不安」です。
一歩踏み出すことへの不安も
あるかもしれません。
でも、Uターンを支えてくれる人が
たくさんいます。

島根をもっと知れば
その不安はきっと解消されます。
そして、知ろうとするきっかけは、
あなたのひとことで生まれます。
まずは、声をかけてみてください。

しまね暮らしの魅力を
お子さんに
伝えてみてください

Uターンする前に
知っておきたい
島根のこと
Uターンされた方にお話を聞くと、
よく聞かれるのが
「島根って思ったよりも良かった」
「もっとちゃんと知っていればよかった」
という言葉です。
進学や就職の時期には
島根を深く知る機会が少なく、
県外に出てしまうと情報も届きにくいため、
実際の暮らしの様子が見えづらいことがあります。
その結果、「帰る」という選択に
必要な情報が不足しがちです。
まずはあなたが島根のことを知るところから
始めてみてください。そして、
それをお子さんに伝えてみてください。
そのことがお子さんの「帰る」という選択の
背中を押したのなら、
それはとても良い決断といえます。




東西に長く、北は日本海、南は中国山地、雄大な自然の離島もある島根は、多様な自然環境とその中で育まれた伝統や文化を持ちます。この多様性のおかげでさまざまな暮らし方を選択できるため、「あなたらしい暮らし」を実現しやすい環境と言えます。
島根の場合、生活に必要な施設などが充実した都市部も豊かな自然との距離が近く、「便利に暮らしたいけど、休日は山や海で遊びたい」「子どものうちに自然に触れさせたい」という人にはぴったりの環境といえます。
隠岐や日本海沿い、中国山地の山間部はありのままの自然が多く残り、「田舎暮らしと言えば」といった暮らしにぴったりな場所が豊富にあります。
全国的に知られる出雲大社をはじめ、歴史ある神社仏閣や、そこに息づく祭りや風習、世代を超えて愛される石見神楽など、島根県には古くから受け継がれてきた文化が今も多く残っています。これらには、現代にはない特別な魅力があり、知るほどにその奥深さを感じられるはずです。
地域のつながりやお互いへの気づかいは、生活の困りごとの解決や悩みの軽減につながります。また、地域の安全や治安を守るうえでも大切な役割を果たします。役を担うなど少し手間に感じることもあるかもしれませんが、地域に必要とされることには大きなやりがいと充実感があります。

島根県は「課題先進地」とも言われ、人口減少や少子高齢化により、労働力の確保が大きな課題となっています。一見するとネガティブに聞こえますが、それだけではありません。働く人を大切にし、一人ひとりが活躍できるよう支える文化が育まれてきています。職場で「必要とされている」と感じられれば、仕事だけでなく日々の暮らしにも充実を感じられるはずです。

島根には、以前から働く人を大切にする企業が多くあります。さらに近年はその傾向がより強まっています。各社が独自の取り組みを進め、働きやすく、働きたくなる職場づくりに力を入れています。
通勤・通学時間
往復 1時間1分
全国平均: 1時間16分
(土日を含む週全体の平均)
特に都市部に暮らす方の大きな悩みの通勤。島根県ではマイカー通勤の人が多く、自分のペースで通勤できます。公共交通機関もラッシュ時のような混雑はあまりなくストレスフリーな通勤をされる方が多いです。
※R3社会生活基本調査(総務省統計局)
帰宅時間
18:07
全国平均: 18:34
帰宅時間の平均は18時7分。夏ならまだ明るい時間に帰宅することができる。趣味のスポーツで汗を流したり、家族の時間を大切にしたり、自分らしい暮らしができます。
※R3社会生活基本調査(総務省統計局)
若者の就業率
全国1位
15~39歳で算出
若者の就業率は堂々の全国1位。地元企業の活躍や多様な雇用機会の提供により、職種も働き方も自分に合った仕事が見つけやすい環境です。
※R2国勢調査(総務省統計局)
住宅地価格
安さ全国5位20,400円/㎡
東京圏平均:237,800円/㎡
島根県の住宅地価格は東京圏の10分の1以下。土地価格が安い分、敷地の広さや家にお金を掛けられるメリットがあります。
※R6都道府県地価調査(国土交通省)
生活費
島根月額149,000円
東京月額199,000円
食料費・家賃・光熱水道費等の必需品の費用に大きな差があります。
※R3.1企業等の東京一極集中に関する懇談会資料
(国土交通省)
保育所待機児童数
0人
全国計2,254人 ※令和7年4月1日現在
保育の受入体制が充実し、近年の待機児童はほぼ発生していないなど、安心して子どもを預けられる環境があります。医療費助成など、子育ての経済的な負担の軽減など支援体制も充実しています。
※R7.4.1保育所等関連状況取りまとめ
(こども家庭庁)

情報収集
移住において最も大切なのが移住後の暮らしをイメージできるだけの情報をしっかり集めることです。以下の電子ブックやリンク先で島根のことや暮らしの様子をご確認ください。
窓口やオンラインで相談
次に何をすればいいの? とお困りの方はお気軽にご相談ください!島根県内の松江、浜田に加え、東京、大阪、広島にUIターン相談窓口を開設しているほか、オンラインでも個別相談を受け付けています。
移住後の暮らしをイメージする
(イベント参加、移住体験)
情報収集ができたら、次は移住後の暮らしを具体的にイメージしてみてください。気軽にできるのが定住財団主催の移住イベントへの参加です。イベントでは、移住を支援する団体や移住経験者から話を聞いたり、交流によりイメージがより具体的で鮮明になります。また、現地での移住体験も行っているので、移住前に体験してみてから検討するのもおすすめです。
移住の準備をする
移住の決意が固まったら、次は準備です。住まいはもちろんですが、仕事も移住前から探しておくと移住後の暮らしも安心です。また島根県では移住に役立つ制度や補助金が各種あります。ぜひご活用ください。
いざ移住
しっかり準備ができたらいよいよお引越しです。定住財団は移住後の暮らしについてもサポートしています。お住まいの市町村の相談窓口もご活用ください。どんなことでもお気軽にご相談ください。素敵なしまね暮らしを支えます。

ふるさと島根定住財団は島根県のUIターン総合相談窓口として、UIターンに関する
相談や情報提供、農林漁業等の産業体験や無料職業紹介などの支援を行っています。
島根県では、県外在住の皆様のUIターンをお手伝いするために、県外の相談窓口を
東京・大阪・広島に設けています。