島根がもっと好きになる!地元編集部が見つけた島根のいいところ
VOL.27

いま話題の怪談スイーツ♪
令和の時代に転生した小泉八雲一行が食べ歩きしてみた!

いま話題の怪談スイーツ♪令和の時代に転生した小泉八雲一行が食べ歩きしてみた!
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転生した怪談界隈のレジェンド「小泉八雲」と妖怪たち
それぞれのキャラクター紹介

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小泉八雲

異国からやってきた怪談界隈のレジェンド!
ビールのつまみに和菓子を選ぶほど大の甘党だったというのは有名な話♪

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雪女

微笑みは冬の日本海よりも冷たいが、愛する夫と子どもたちを温かく見守る乙女

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耳なし芳一

全身にお経をフル装備!うっかり耳だけ守り忘れた伝説の琵琶法師

八雲ご一行、お菓子を求めて松江のまちへレッツゴー!

ちょっとひと息つこうと目をつむったら……
まさか2026年の松江に転生してしまってる!?アンビリーバボー!
……って、なぜ雪女に耳なし芳一が?!

え~!私、物語の世界から飛び出しちゃってる!

亡霊から逃げていたら、こんなところに迷い込んでしまったみたい!?あれ?なんだか甘い香りがしてきたな~

でも私、ちょうどおやつ食べたかったんだよね。松江には、八雲さんや怪談にちなんだお菓子がいろいろあるんだって!

いろいろ混乱しちゃってるけど……まあいいか。
せっかくだから、令和の甘味を一緒に堪能しようじゃないか。

うんうん! ちょっと見に行ってみましょう~。

それでは早速、八雲ご一行と食べ歩きスタート♪

「ヘルンサブレー八雲とセツの英語レッスンー」(松江クロード)
―思わずクスっと笑っちゃう、遊び心あふれるデザインに注目!―

最初に訪れたのは、こちら!創業47年、地元で愛され続けている、松江では言わずと知れた有名洋菓子店「松江クロード」。厳選した素材の味を活かして作られるケーキや焼き菓子が人気のお店です。こちらでは、2024年に小泉八雲没後120年・「怪談」出版120周年を記念して、雪女やかっぱをモチーフにしたケーキやクッキーなど、さまざまな“怪談スイーツ”を展開してきましたが、今回新たに八雲とセツ夫妻の交流をテーマにしたお菓子が登場しました!それがこの「ヘルンサブレ」です。

みてみて!これって八雲さんとセツさんだよね?

おっ、二人で英会話の練習をしてるところだね。
どれも実際に、セツの英単語帳に書かれていた言葉なんだよ。

「Sleep」がシレーペーで、意味は「ねむたえ(眠たい)」なんだって。
出雲弁に訳してあるの、面白いよね!

セツは、こんな風に覚えたんだね。
これ、食べながらつい声に出して読んじゃうな。

わかる!
みんなで食べたら、「出雲弁うまい人選手権」とかで盛り上がりそう(笑)。
で、八雲さん、お味の方はどう?

それじゃ、いただきます。
ん~!サックサクだね。
バターの風味と、ほどよい甘さがふわっと広がって。
こりゃあコーヒーと相性抜群だな~!

素材にもちゃんとこだわってるらしくて、地元の木次乳業の牛乳を使ってるんだって。そりゃおいしいはずだよ。

あ~、香ばしくていい香り~!
素朴でやさしい味だね。
これは、大人も子どももみんな好きだと思うな。

実は今年、ヘルンサブレをきっかけに誕生した「みんなのやさしいおやつ」が、松江市内の学校給食のデザートとして提供されました。ヘルンサブレは卵や牛乳を使用したお菓子ですが、学校給食向けにはアレルギーに配慮し、卵・乳を使わず、小麦の代わりに島根県産の米粉を使用したグルテンフリーとして新たに開発。
誰でも安心して食べられる「やさしいおやつ」として、市内の小中学校、約13,000人の子どもたちに届けられました。

イラストが子どもたちにも大人気で、シールを筆箱に貼っている子もいるみたい。なんだか、嬉しいよね~。

いいな、それ!私もシール集めたくなっちゃう。
二人の仲の良さが伝わってきて、見てるだけでほっこりするよね。

うんうん。
ちなみに、クロードの商品パッケージのイラストは、全部人気イラストレーターのにしもとおさむさんが描かいてるんだって。

そうなんだ!このやさしくて親しみやすいタッチ、クロードのお菓子の雰囲気にぴったりだね

他にも、かわいい怪談シリーズの商品がたくさんあるから、セットでお土産にするのもオススメ!

松江クロードの石川さんから一言メッセージ
私たちは、松江の情景や歴史、文化、そして洋菓子の魅力を感じていただけるお菓子づくりを大切にしてきました。その想いの中から生まれたのが、今回の「小泉八雲・怪談シリーズ」です。
作り手の私たち自身も楽しんでいて、受け取った方にも喜びやワクワクが広がっていくのを実感しています。心が和むイラストと、職人が丁寧に仕上げた自慢のお菓子をぜひ味わってください!八雲さんがつないでくれたご縁とオープンマインドを大切に、これからも心に残るお菓子をお届けしていきます。

今回紹介した商品の販売元はこちら▼
松江クロード
https://claude.jp/
島根県松江市上乃木7丁目10−6 TEL:0852-26-7540
価格:1箱5枚入り税込972円

「雪女のおやつ」(三英堂)
―透明感が美しい、まるで氷のような琥珀糖―

続いてやってきたのは、創業95年の老舗菓子処「三英堂」。京都・金沢と並ぶ菓子処として名高い松江らしく、店内には茶人・松平不昧公が好んだ銘菓から、四季を映す華やかな和菓子までずらりと並んでいます。職人の手づくりにこだわり、伝統を守りながらも遊び心を忘れないのが三英堂の魅力。そんな三英堂にも、この秋、怪談にちなんだお菓子が登場しました!その名も「雪女のおやつ」。一体どんなお菓子なのか……早速紹介していきましょう!

わぁ、きれい!

これね、雪女がおやつ代わりに氷を食べてるんじゃないか、ってイメージを琥珀糖で表現したんだって。

なるほど!透き通ってて、ほんとに氷みたい。
なんか、ひんやり感まで伝わってくるね。

氷っぽさを出すために、あえて青一色じゃなくて、マーブル模様にしてるんだって。ちょっとした色のバランスで印象が変わるから、調整がすごく大変だったみたいだよ。

そして、思わず目を引くパッケージのデザインは、松江市在住のイラストレーター・堀ユキさんによるもの。物語のその後……、家族と離れて暮らす雪女の日常をイメージし、疲れて帰ってきた雪女が、猫をなでながらひと息ついてくつろぎ、おやつをつまむ、そんな場面が繊細なタッチで描かれています。

雪女の姿から、なんとも言えない物寂しさを感じるね……。

妖怪って言われてるけど、一人の女性だもん。いろんな思いを抱えながら毎日を過ごしてるんだから。

何案も出してもらった中から、最終的にこの2種類に決まったんだって。しおりには、雪女の視点で書かれた物語も載ってるから、そこもぜひ注目してほしいな

いやぁ、ちゃんとストーリー性があって、なかなか奥深いお菓子だね。

それじゃ、早速一粒いただきます!

どう?見た目は、ちょっと硬そうだけど。

最初はシャリってするのに、噛んだら想像以上に柔らかくてびっくり!
ちょっと、二人も食べてみて!

えぇ!?なにこれ……すごい!こんな食感、初めて!
琥珀糖ってこんな感じだっけ!?イメージと全然違う。

ほんとだ、めちゃくちゃ柔らかい。無抵抗って感じ!
あ!ふわっと生姜の香りがする。

そうそう、爽やかさを出すために出雲産の「出西生姜」を使ってるんだって。上品な甘さに生姜の風味が効いてて、ついもう一つって手が伸びちゃうね。

でしょ?このひとくちサイズもちょうどいいんだよね。
一粒食べるたびに、疲れがふっとほどけていく感じ~。
ちょっとしたご褒美にもぴったりだし、箱もコンパクトでかわいいから手土産にも良さそう。

雪女おすすめの癒しスイーツ、みなさんにも味わってほしいな。

三英堂の岡さんから一言メッセージ
世界観を追求し、雪女の儚さや氷のような繊細さを琥珀糖で表現するため、何度も試作を重ねて完成したこだわりの一品です。単なる怪談ではなく、物語がもつ静かな情感が伝わるよう、デザインにもこだわっています。商品を見て「かわいい」と手に取ってくださる方が多く、地元の方はもとより、観光で訪れた方にもご好評いただいています。細部まで想いを込めた、三英堂でしか味わえない琥珀糖をぜひご賞味ください。

今回紹介した商品の販売元はこちら▼
三英堂
https://saneido.jp/
島根県松江市寺町47 TEL:0852-31-0122
価格:1箱25個入り税込864円/販売期間:2026年3月25日までの予定

「芳一ちぎりマシュ饅頭」(ONI-factory/イラストえちがわのりゆき)
―亡霊気分で耳をちぎって、おまじない!?新感覚の物語没入型スイーツ―

最後に紹介するのは、こちら!「芳一ちぎりマシュ饅頭」です。商品を企画したのは、松江市出身で東京在住のクリエーター・さくらいみかさんと、松江市在住の漫画家ユニット「ヘイソン・ニャー」のヘイ子さん。パッケージとお菓子のイラストは、同じく松江市在住の人気まんが家・えちがわのりゆきさんが担当されています。
その名の通り、怪談「耳なし芳一」をモチーフにした和風マシュマロで、ストーリー性を活かした斬新な仕掛けが楽しめる、3人の独創的なセンスがつまった一品です。それでは、一緒に芳一の物語へ飛び込みましょう!

やぶれた障子から芳一の顔がのぞき、スライドすると箱が開く仕掛け。つい手に取りたくなるような、好奇心をそそるユニークなパッケージデザインです。

これ、見た目もネーミングもインパクトありまくりでしょッ!!
イラストもかわいいな。

パッケージの仕掛けもおもしろ~い!
えちがわのりゆきさんといえば、「ほわころくらぶ」や定住財団の移住促進キャラクター「いやしまねちゃん」も描かれてるよね?

そうそう。普段はファンシーなイラストのイメージが強いけど、今回は耳なし芳一に、落ち武者の亡霊っていうね。
頭に矢が刺さっちゃってるし(笑)、なかなか攻めてる。

ゾッとするシーンなのに、だいぶマイルド!

こんな、ほんわか系「怪談」もアリだな。

このタッチで、他にもいろんな怪談シリーズ描いてほしいな~。実現を願おう♪

よし、それじゃ琵琶を奏でながらいただくとしよう!

ちょっと待った~ッ!ちがう、ちがう。
こうやって、耳をちぎってから食べるんだよ!

いや、それも違うから(笑)!饅頭の耳ね!
芳一も乗っからなくていいから……。

失礼しました。
あ、表情が3パターンあるんだ。ちょっとずつ焦り具合が違って、選ぶのも楽しい。

それにしても、こんなにかわいい芳一の耳をちぎるなんて、ちょっとかわいそう……。

気持ちはわかるけどね。
でも実はこの話、耳をちぎられたことで噂が広まって、琵琶法師として名が売れてお金持ちになったっていう、意外とハッピーエンドなんだよ。だから、ゲン担ぎのような感覚で食べてほしいんだって。

え、そうなんだ?それ聞いたら、ちょっと気持ちが軽くなったかも。

じゃあ、いくよ~?耳ちぎりまーす。
お!結構もっちもちで弾力があるね。
中はチョコ餡で、甘くておいしい!

うん、これ抹茶にも合いそう!それにしても、亡霊側の気分を味わえるっていう発想、斬新だよね!

だよね。物語みたいな“うっかり”を起こさないように「うっかりバイバイ」って、願いを込めて食べるんだって。

確かに。そもそも、和尚さんが耳にお経を書き忘れた“うっかり”が原因だもんね。
これはもう、全国のうっかりさんに贈りたいお菓子だよ!

ONI-factoryのさくらいさんから一言メッセージ
ヘイ子さんやえちがわさんと一緒にアイデアを出し合い、遊び心がつまった面白いお菓子ができあがりました。耳なし芳一の物語を感じられる仕掛けをたっぷり盛り込んでいるので、見て・触って・食べて、楽しんでください!特に、箱にはかなりこだわったので、食べたあとも大事にかわいがってほしいです♪
販売会で感想を聞いたり、SNSでは全国の怪談ファンから反応をいただくこともあって励みになっています。八雲が物語を紡いだ情景や、彼が過ごした松江の雰囲気を感じてもらえたら、という思いも込めたので、松江のお土産の新定番となれば嬉しいです。

今回紹介した商品の販売元はこちら▼
ONI-factory
https://oni-factory.work/
価格:税込550円

令和の松江、さようなら!?

怪談スイーツをたっぷり堪能した八雲ご一行ですが、ふと振り返ると……あれ?
さっきまで一緒にいた雪女と芳一の姿が、影も形もありません。どうやら、いつのまにか消えてしまったようですね。

まさか、二人とも幻だったのか?
でも、おいしいお菓子のおかげで、ますます創作意欲が湧いてきたぞ〜。
さて、私もそろそろセツのところへ帰ろうか……って、ちょっと待ってくれ!私はいったい、どうやって帰るんだ!?

さてさて、八雲は無事にもとの時代へ帰れたのでしょうか?
それは、皆さまのご想像におまかせするとしましょう。

小泉八雲の物語の原点に触れられる島根へ

今回紹介したお菓子は、ほんの一部にすぎません!島根には、まだまだ八雲や怪談をテーマにしたユニークなお菓子やアイテムがたくさんありますよ♪
そして、松江はもちろん、島根のあちこちに八雲が心を寄せた場所が残っています。ぜひ、ゆかりの地を巡りながら、小泉八雲の世界観とともに楽しむお菓子を味わってみてはいかがでしょうか?

※こちらの記事は2026年1月公開

タグ
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島根のイイところ編集部Editor

くらしまねっと 島根のイイところ編集部 えむこ
島根のイイところ編集部ふじた

東京から島根へUターンした出雲出身の編集部スタッフ。
趣味は食べ歩きとスポーツ観戦。
週末は娘とともに、島根のあちこちへおでかけ。
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