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島根の田舎は300万円以内でも生活できる!?

田舎暮らしと聞いて、豊かな自然に安い生活費を思い浮かべる方も多いはず。実際、どれくらいの収支で生活しているのでしょうか? 島根県の中山間地域で暮らす130世帯の家計調査をもとに、家計の面から田舎暮らしをイメージしましょう!

島根県の中山間地域で暮らす夫婦のみ世帯の年収は、300万円未満が6割です。3割以下の東京都と比べると32ポイントも多くなっています〔図1〕。 また子育て世帯をみると、約500万円未満が6割を超え、300万円未満も約3割です。この中で将来の教育費等の積み立てもしていることになります〔図2〕。 一方、支出はどうでしょうか。平均から見ると田舎は都会と比べて、食費や住居費、教育費の支出が下がります。家賃は都会の半分で居住スペースは2倍以上というのも珍しくありません。また食費は店の数が少ないため外食が減ることで下がります。車は1人1台ないと不便なので、自動車関連費の出費が大きく増えます〔表1〕。

田舎では年収300万円台でも豊かな生活をおくっている人たちがいます。週末の過ごし方も、自然と触れる遊びをしたり、地域のイベントに参加したり、野菜をつくったりと、家族でゆっくり過ごしながら工夫次第でお金をかけない楽しみ方もいっぱい! 通勤時間も短くなるので、余った時間で新しい趣味に挑戦するなど、田舎だからできる豊かな暮らしを楽しむためにも、未来の家計をしっかり立てて生活をすることが必要ですね。