Beansしまね
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小さな島で畑づくりからはじめた根性農業!

青年海外協力隊としてガーナに行き学校設立の活動を行っていた堀田哲也さん。ガーナの人たちに教育と農業を教えたいという目標があり、自ら農業を学ぶためにUIターンしまね産業体験事業で隠岐の海士町へIターンしてきた。

小さな島では農業の指導をしてくれる受け入れ先を探すのも大変。堀田さんの場合は地元の方が支援者となり、農機具やトラクターの手配などを助けてもらい、荒れた4つの耕作放棄地を開墾することができた。

産業体験後は、島内の食材のみを使って工夫を凝らした料理を提供できる料理人を育成する「島食の寺子屋」に食材を卸す契約農家としての道ができていたので、まず多品種の野菜を栽培することに。しかし農業は甘くはない。肥料が少なくタマネギが大きくならなかったり、植える時間帯を間違えてサツマイモの苗が半分ダメにもなった。失敗から学ぶことも大きな力となり、地元の人からもアドバイスを受けた。

1年間の産業体験を終えた堀田さん。現在は、港にある地元の野菜や土産物を販売している「しゃん山」に野菜を卸す傍ら、バイトにも入っている。秋から始動する「島食の寺子屋」へ卸す野菜を吟味しながら、今日も畑と向き合っている。

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畑はまず土づくりから。海藻、牡蠣殻の削りかす、牛糞、米ぬかなど海士町のモノで堆肥を作り、野菜を栽培している。

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歩いていると住民の人と立ち話に。

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移住直後に住んでいたシェアハウス。

島での暮らしは〝スローライフ〟と思われがちですが、ここ海士町は小さな島。農業をするにしても環境、収入共に厳しい地域です。ですが堀田さんのような青年海外協力隊の方なら、島で生きる力があると思い「島で農業をしませんか?」とメールを送りました。堀田さんは海士町に見学に来られた日に、崎地区の綱引き大会の練習にも参加され、猛烈に練習に取り組む力強い島の人と意気投合!良い方に来ていただいたと感謝しています。

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