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つわの百姓塾

繋がりが地域で生きる力を養う

津和野町には、就農したい移住者の受け入れのために「津和野町就農プラン」という手厚い支援事業がある。1年目はふるさと島根定住財団の産業体験事業で研修を行い、2年目は津和野町の研修生支援事業を使い、最大2年間の農業研修ができる。その後、ほとんどの人が津和野町内で就農している。

その中で4年前に発足したのが「つわの百姓塾」である。4人の塾長を筆頭に、研修生や新規就農者、地元の農業者など約50名が参加。年に4回、交流会を行っている。

「要は会費制の飲み会です(笑)。農業を求めてやって来る若者が多くなり、受け入れ農家として関わるうちに、若者を応援したくて4人の仲間と一緒につわの百姓塾を立ち上げました。交流会でいろいろな人と話をすると、津和野町という小さな土地を背景に先人たちが培ったノウハウや失敗談を知ることができます。それを若い斬新なアイデアでさらに切り開いてほしいです」と塾長の一人である田中幸一さんは話す。

〝飲み会〟の効力は絶大である。繋がりができることで農機具の貸し借りやビニールハウスの設営、繁忙期の手間(労力)の貸し借りがスムーズに行える。これは農業をする上で大切なこと。また「つわの農業体験プログラム」に訪れた県外からの就農希望者のためにウエルカムパーティを開くなど、新たな展開も広がっている。そしてやはり一番は、田中さんのように地元で長く農業を営んでいる人の話を聞くこと。農業の代名詞である米づくりをキッパリやめ、山菜や榊(さかき)など、その土地に合った産物を生産する知恵と度胸の話も聞ける。

「研修生には、いろいろな受け入れ農家を渡り歩き、その中で自分の『好き嫌い』を見つけてほしいです。やっぱり好きなものを栽培することが大事。そうでないと農業自体が嫌いになってしまう」と田中さんは語る。

今回で17回目の開催となる交流会は趣を変え、津和野町長や島根県議会議員等をゲストに意見交換会が開催された。これまでの交流会で出てきた課題や現場の不安、提案などの話が飛び交った。津和野町の農業発展のための良い機会となった。

900x900 p1とった榊を選別して商品に。
900x900 p2交流会で塾生と話を交わす塾長の永田寿秋さん。
900x900 p317回目の交流会は白熱した意見が飛び交った。