平野 友也・幸子さん Hirano Tomoya & Sachiko #Iターン #Uターン #3人家族
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島根で手に入れた
新しい自分と
のびのび子育て生活 - 神奈川県横浜市で暮らしていた平野さん一家。夫婦共働きで慌ただしい日々の中、都会での子育てが窮屈に感じ、「このまま、ここで子育てを続けていいのか」という思いが強くなっていった。自然の中で子どもを育てたいと、妻・幸子さんの故郷である島根県への移住を検討。夫・友也さんは当初、島根に住むイメージが湧かなかったが、都内で開催されたしまねUIターンフェアに足を運び、移住者の体験談を聞くうちに心境が変化。「こういう人生もありかもしれない」と思い始めた。迷いに迷った4年間を経て、不安と期待を抱えながら、平野さん一家は島根県への移住を決断した。
移住タイムライン
「子どもが小さかった頃は本当にしんどかった」と幸子さんは振り返る。ベビーカーで外出すればエレベーター探しに苦労し、電車やマンションでは子どもの声や足音が気になり、周りに気を遣う日々だった。
一方で友也さんは、仕事は安定していたものの、キャリアに停滞感を感じていた。
そんな折、UIターンフェアで島根の人々の話を聞き、「人生は一回きり。やってみなければ分からない」と前向きに。
「子どもがのびのび育つ場所を見つけたい」幸子さんと、「新しい自分になってみたい」友也さんの想いが重なり、移住への道筋が見えてきた。
移住検討段階でやったこと
- 家族が安心できる場所を求めて
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移住を本格的に考え始めた平野さん夫妻。友也さんが最も大切にしたのは、「妻にとって、安心して子育てのできる場所」という点だった。幸子さんの故郷である島根は、まさにぴったりの場所だった。
移住先を島根に決めてからは、UIターンフェアに何度も通い、都内の移住相談窓口にも訪れた。そこで幸子さんが得た地域おこし協力隊の情報に、友也さんは興味を持った。
仕事は順調だった反面、「定年までこのままでいいのか」とモヤモヤしていた友也さんにとって、地域に根ざした活動をすることが、自分自身を見つめ直す絶好の機会になりそうだと感じたという。
住まい探しもスムーズに進んだ。定住財団のスタッフからアドバイスをもらいながら、信頼できる地元の不動産屋さんを紹介してもらい、希望通りの家を発見。
移住に伴う経済的な負担を軽減するため、引越し費用割引や、友也さんの就職活動のために交通費助成も活用した。
リアルなしまね暮らし
- 予想外の出費と、あたたかな人とのつながり
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移住してまず驚いたのが光熱費の高さ。特にプロパンガスの料金は想像以上だった。また、移住後は車が必要不可欠になり、関連する出費が重なり負担になった。休日にふらっと行ける場所も少なく、「週末の楽しみが限られる」と感じることも。一方で、気軽に温泉へ行けるのは島根ならではの贅沢だと語る。
家計の悩みと向き合いながらも、友也さんは地元の人たちとの出会いに支えられる。移住当初は「本当に不安だった」が、地域活動やイベントを通じて地元に馴染む中で「良い人ばかりで恵まれている」ことを実感。幸子さんも実家が近く、友達にも会えるようになり、「地元だから、心がほっとする」と安らぎを得られている。
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- 居場所がある島根での暮らし
- 友也さんは協力隊卒業後も、食品加工メーカーで働きながら、しいたけ作りや竹灯籠作りを続けている。幸子さんも故郷で安心して働けている。「自分を必要としてくれる人たちとのつながり」が何より嬉しく感じるという。移住当初は戸惑いがあったお子さんも、今は豊かな自然の中でのびのびと成長している。島根で見つけたつながりとともに、平野さん一家は確かな歩みを続けている。