- ファミリーの事例
- 単身の事例
ここ最近の物価上昇の煽りを受けています。
車の燃料が高騰し、食料品も多くの品目で値上げ。多くのものが移住前よりも高くなった印象ですが、こと野菜や魚に関してだけは、質の高さも相まって島根のほうが安いと感じます。米や野菜は実家からおすそ分けをもらえるのでとても助かっていますね。
また、移住前は車がなかったのですが、島根で暮らすには必須なので、新たに車を購入、それに関わる費用も支出増の要因となっています。
物価上昇など、世の中の動きによる影響も大きいです。今後も物価は上がっていくでしょうし、収入と支出のバランスを維持するためにいろいろと見直しを図っていきたいですね。
収入事情の変化について
夫婦ともに正社員として働いていますが、地域性の相場もあり移住前と比べると2割減りました。今は副業で生活費を補填しています。
想定では前職の経験・スキルを活かせば、最低でも同等収入を得られると考えていましたが、業界が変わったことで想定より下がりました。
家賃は移住後に大きく下がりましたね。移住前は水道代や駐車場代が家賃に含まれる好物件だったので、移住後はそれまでほぼ掛からなかった光熱費が大きくなりました。
一軒家に引越してからまだ冬は経験していないので、その時期の光熱費が今から怖い気もしています。
移住しても生活スタイルが大きく変わらないので、概ね以前と同程度の支出で暮らせています。
ただ、やっぱりガソリン代は高くなりました。値上げもありますが、移住後は長距離を走ることが増えたからですね。移住前と比べると倍掛かるようになってしまいました。とはいえ、支出総額で見れば移住前よりも下がっていて、あらためて自分が15万円あれば生きていけることを確信できました。
収入事情の変化について
収入は移住前と比べて少し増えました。和紙工房と地元IT企業のWワークが大きな理由でしょうか。「15万円あれば生きていける」と思っていたので、十分満足していますし、移住前と比べてのびのび生活できていると感じます。もちろん収入は増えたら嬉しいですが(笑)。
- ● ご近所付き合い
- 田舎暮らしになるとご近所付き合いが盛んなことも。
冠婚葬祭の費用や自治会費、町内会費、差し入れやおすそ分けのお返しに必要な費用など。神社の氏子や寺の檀家になる場合はその費用も必要になります。
- ● 生活必需品
- 居住地によっては、スーパーやコンビニ、商店などが少ないことも。そうした場合、まとめ買いが必要になったり、遠方への買い出しがあったりと、交通費・燃料費、時間コストが掛かります。
- ● 医療
- 医療機関が少ない地域の場合、専門医の診察を受けるために遠方まで通院しなければならず、交通費・燃料費、時間コストが膨らみ、医療費に加えてその他のお金がかかることも多々あります。
- ◆ 奥出雲町
- 出産に関する支援メニューが充実。産前産後サポートや産後ケアを利用できるほか、妊産婦通院・宿泊費の一部助成や、子どもの誕生時、入学時に町内どこでも利用できる商品券の支給なども。
https://www.kurashimanet.jp/cities?c=32343
- ◆ 江津市
- ビジネスプランコンテストを始めとした仕事に関する支援メニューが充実しています。妊娠・出産も手厚く、妊婦及び出産した子どもへの給付金や、1歳未満の子どもを対象とした子育て支援ギフト「ごうつベイビーボックス」の贈呈などが行われています。
https://www.kurashimanet.jp/cities?c=32207
- ◆ 隠岐の島町
- 本土から離れた隠岐の島町に在住の場合、航路・航空路を割引料金で利用できる「航路・航空路旅客運賃助成」があります。フェリー2等で1,420円、高速船で3,020円、出雲便の航空路であれば5,600円と格安で利用できます。(※いずれも片道料金)
https://www.kurashimanet.jp/cities?c=32528
移住によって家計が楽になるかどうかは地域や世帯構成で大きく異なります。移住前と同じ暮らしを実現するのではなく、新しい暮らし方を見つける必要があるのかもしれません。
一方で、新鮮な食材や美味しい米、充実した自治体のサポートなど、数字で表しにくい豊かさもあふれています。情報収集をしっかり行い、あなたらしい“しまねライフ”を始めてみませんか?