心地よい選択の
積み重ねでつくる
毎日笑顔で
いられる暮らし

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就職を機に、生まれ育った松江の地に
Uターンした松川莉彩さん。
大好きな故郷で夢だった保育士の仕事をしながら、
信頼できる仲間や家族と
充実した日々を送っている。
「自分が毎日笑顔でいられること」
を大切にしているという
松川さんの心地よい暮らしの秘訣とは?

「就職は地元で」
そう思わせてくれた学生時代の思い出

 「保育士になりたいと思ったきっかけは弟ですね。5つ年下の弟と遊んでいたからか、子どもの頃から小さい子が好きでした」と笑顔で話す松川さん。中学生の時に行われた職場体験では実習先に保育園を希望。かわいい園児たちを相手に保育士になりたいという思いが強まり、将来進むべき道を決めたという。
 高校卒業後は保育士の資格を取るため岡山県の短期大学に進学。「短大を卒業したら島根に帰ろう」と決めていたといい、卒業すると予定通り故郷である松江市にUターンした。その理由の一つは高校時代の仲間たちだと松川さんは話す。「高校時代の友だち同士、本当に仲がいいんです。短大の時もずっと連絡を取り続けて、長期の休みになると島根で集まって。就職は地元でしようとお互い話していたので、また高校時代みたいに一緒に過ごせるねと、島根に帰るのを楽しみにしてました」とうれしそうに話す。松川さんの高校は松江市内の私立高校。学校帰りにショッピングモールでショッピングをしたり、試験前になると集まっておしゃべりしながら勉強会を開いたり。友人たちとは何をするにも一緒だった。当時の担任の先生とも仲が良く、時には恋の相談に乗ってもらうことも。そんなかけがえのない時間が、「就職は地元で」という思いに繋がったのだという。

故郷で夢だった保育士に
息抜きは仲間たちとの時間

 松川さんの暮らす松江市は水の都と呼ばれ、宍道湖に面した地域。歴史を今に残す情緒あふれる城下町や、にぎやかな都市部が同居し、少し足を伸ばせば海や山があり、交通インフラも整っている住みやすい町だ。「県外での短大生活も楽しかったけど、やっぱり松江が好きです」と松川さん。通い慣れた町並みやお気に入りの店が立ち並び、何より両親が待っていてくれた松江は、どこよりもホッとできる場所だという。
 保育士になって5年が経ち、現在松川さんは市内の保育所に勤める。「就職したての頃は思うようにならないことばかりで、時にはくじけそうになることもありました。でも先輩先生に話を聞いてもらったりアドバイスをもらって、なんとか乗り越えられました。何より子どもたちの笑顔を見ると、頑張ろうって思えたんです」と新人の頃を振り返る。今はクラスの主担任を任されるなど、責任のある立場となった。「一歩一歩、子どもからも後輩保育士からも頼られる先生を目指しています!」と日々邁進している。
 保育士として頑張りながら、休日には友人と遊びに出かけるのが楽しみの一つ。Instagramなどで興味のある場所や店を探しては友人と訪れるという。「正直場所はどこでもいいんです。大好きな友だちと何気ない会話をしながら、同じ時間を過ごすことが大切」と話す。松川さんが大切にしているのは「自分が日々笑顔でいられること」。ドライブやカフェ、温泉など、自分が笑顔でいられるコトやモノを友だちと共有できることがうれしいのだという。

一番ほっとできる町で
大切な人と築く心地よい暮らし

 1年前、松川さんは思い立って一人暮らしを始めた。「地元に帰り、実家ぐらしをしていると、一切の家事を母に頼ってしまいました。社会人になったのに学生時代と変わらない、自立できていない事に気がついたんです」と話す。市内にアパートを借りて自立への第一歩を踏み出し、一人暮らしの生活にも慣れた頃、松川さんは運命の出会いを果たす。
 「友人の紹介で出会った方にプロポーズをされて、2ヶ月後に結婚しました。短い一人暮らしでしたが、結婚もある意味自立ですよね」と笑って話す松川さん。ご主人との新しい生活が始まり、夕食は松川さんが腕をふるった手料理を一緒に食べるのが日課。休日になると島根の観光地をネットで探し、二人でドライブを楽しむという。県内には景色のきれいなところがたくさんあり、奥出雲町の「鬼の舌震」や出雲市の「立久恵峡」などもお気に入りの場所。「まだまだ行ったことのない場所もたくさんあるので、これからいろいろ行くのが楽しみです」といい、夫婦のドライブデートを楽しんでいる様子。中でもお気に入りは宍道湖沿い。ここは夫婦の初デートの場所でもあり、今も時々散歩するという。そんな何気ない毎日が松川さんには心地よい。好きな街、好きな人、好きなこと。松川さんの今の暮らしは自分の心地よい選択の積み重ねでつくられている。
 この1年、一人暮らしをしたり結婚をしたりと松川さんの生活は慌ただしく変化したが、いつも変わらずマイペースな日々が送れるのは、生まれ育った安心感のある故郷で暮らしているからだという。これまでも「楽しいこと」「好きなこと」を見つけ、自分が笑顔でいられるコトやモノを大切にしてきたように、これからは夫婦一緒に歩み、二人で心地よい暮らしを作りはじめようとしている。

松川 莉彩さん
松川莉彩さん
島根県松江市出身。保育士になるために岡山の短大に進学し、卒業後に帰郷。保育士5年目になる今年結婚をし、夫婦で新たな生活をはじめた。「毎日笑顔で」をモットーに、大切な仲間や家族との時間を大切にしている。 ※掲載記事は取材時点の情報となります。

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